この機構が凄い!
Point 1
2つの色で表示する液体モジュール
ドーム型風防の下に装備されたキャピラリーチューブ内を、液体が移動することで時刻を表示。液体は赤色と透明の2色に分かれており、その色の分かれ目が現在時刻となる。赤色の液体が6時位置に達すると、逆流(レトログラード)して元の位置に戻る。
Point 2
宇宙工学技術を応用した柔軟構造のベロー
6時位置に斜めに設置された2つのベロー(ふいご)。髪の毛の1/4以下の極薄・柔軟、耐久性に優れた合金素材で、ムーブメントから伝達される動力によって伸縮。一方のベローからもう一方へ、チューブを経由して液体を送ることで特殊な時刻表示が実現する。
Point 3
ジャンプ式の分表示
液体モジュールとは別に、スケルトン仕様の文字盤中央に赤色で強調された1本の針を備え、この針によって“分”を表示。分針は6時位置の終点に達した際、レトログラードするのではなく、インデックス間の切れ目をダイナミックにジャンプして移動する。