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「自分が信頼する服装で仕事に集中します」-川村さん

森岡弘森岡さん  スーツをほとんど着ないそうですね。社外の方と会われるときも、カジュアルですか?

川村匡慶さん川村さん  はい。正直、スーツ、ジャケットはほとんど着ません。現在はアパレルを中心に雑貨や地域の物作りブランドの立ち上げ等に関わっており、パートナーの方々など、経営者の方に会うことも多いですが、仕事で会う方々は皆さんカジュアルですね。

森岡弘森岡さん  なるほど。カジュアルにも色々ありますが、川村さんご自身、そのなかで意識されていることは?

川村匡慶さん川村さん  色は黒、白、ネイビーなどダークトーンが多いです。ミニマルなデザインでシルエットはゆったりしているけど少しデザイン性があるようなスタイルが好きですね。色々印象を変えたりはしません。コーディネートがいまいちだと、その日一日が落ち着かない。意識をそっちに持っていかれたくないんです。だからある程度決まったスタイルのなかで装います。また、当日急にお誘いを受けることも多いのですが、そのときに油断した装いをしていると、行った先で気持ちがのりませんから、その日予定がなくても、いざ何かあったときに気持ちよく参加できる装いであることは心掛けています。

森岡弘森岡さん  装いによって、お誘いにも対応できるフットワークの軽い行動ができますよね。そんな川村さんに今回ご用意したのは、グレーのスリーピーススーツです。スーツ自体はベーシック。でも、これをクラシックに着てしまっては、川村さんのご職業柄、逆にマイナス。クリエイティブなお仕事をされている方は、装いのどこかに「センス」や「遊び」を効かせたほうが、ご職業に合っています。「予定調和」な着こなしではなく、それをはずす、ということでクリエイティブなムードを纏っていただけるのです。

川村匡慶さん川村さん  自分で着るとなるときっと白シャツにシンプルなタイをすると思いますが、チェックのシャツに柄タイで、こういう風にスーツで遊べるというのは新鮮でした。普段スーツを着ないから、はずし方を知らないんですよね。

森岡弘森岡さん  普段スーツを着る人でも、はずした着方はハードルが高いですが、スーツは実はいろんな可能性を秘めていて面白いアイテムです。

川村匡慶さん川村さん スリーピースも初めて着ますが、気持が締まり、テンションが上がりますね。普段よりもタイトな服ですが、背筋が伸びる感覚があります。

森岡弘森岡さん  かっちりしているけど、印象の柔らかさはあって、お似合いです。

川村匡慶さん川村さん 日常でもちょっとフォーマルな場所や、ジャケット着用のドレスコードのあるレストランなどに着ていきたいですね。ガチガチにフォーマルじゃないところで楽しめそうです。

森岡弘森岡さん   この先、ビジネスが広がるほど、今まで行かなかった場所やこれまで会わなかったような年上の方との接点が出てきたりします。そういうときに、スーツを自分らしく着こなせる引き出しを持っておくと有効ですね。普段の川村さんとは別人の見せ方を知っておくのも面白さの一つといえるでしょう。

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