地方名店で一期一会のレア靴に出会う!

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レア靴

地方には、個性的な靴セレクトを貫く名店がある。そこでは独自に厳選された良靴が目の当たりにでき、他店では出会えない隠れた名靴との一期一会を楽しめる。 その出会いのために、お店を訪れたくなるような、秘蔵の名靴を紹介。

BUDAY
ブダイの“ウイングチップ”

BUDAY

松本で出会える
絶滅危惧なるハンドの極み

かつては職人を抱えてビスポーク生産もしていた、1925年創業の老舗で、現在は店主が海外で買い付けた高品質の靴をお値打ちで提供。同店が日本に最初に輸入したハンガリーのブダイも、そのひとつ。写真はトウがマッコウ鯨の頭部を思わせる木型ブダペスター採用のロングウィングチップ。すくい縫い&出し縫いともに3本の糸を使う希少な手縫いのツォプフナート(弁髪縫い)で、これがこの靴をより武骨に見せる。アッパーはバッファローカーフでダブルソールの底材は独・レンデンバッハ製。専用キーパー付き。15万円。

BUDAY

大正から続く名職人靴が集う老舗
ヤマザキ屋

住所:長野県松本市中央2-3-22 ヤマザキ屋ビル
TEL:0263-36-3426
営業:10時~19時
定休:水曜

ALDEN
オールデンの“スコッチグレインタンカーブーツ”

ALDEN

新潟で出会える
馬尻(コードヴァン)より希少な復活のグレインレザー

地方でオールデンを買うならここ!」と言われるほど品揃えが充実する、1912年創業の新潟の老舗靴店が同ブランドに別注した、世界初&唯一のスコッチグレインレザー製「タンカーブーツ」。一時期、入手困難に陥り、今後も生産継続が危ぶまれているスコッチグレインレザーだが、これを採用したことでコードヴァンの靴とは異なる新たな表情が生まれ、無比なる佇まいに仕上がった。もちろんオールデンの職人によるUモカ&トウスプリットの手縫いも、誠に見事だ!ミリタリーラスト。クレープソール。10万7000円。

ファン垂涎のオールデンの聖地
なとりや

住所:新潟県上越市中央2-5-5
TEL:025-543-4061
営業:10時~19時
定休:月曜

CERBERO
チェルベロの“サイドレースホールカット”

CERBERO

金沢で出会える
知る人ぞ知るイタリア美の凝縮

イタリアをキーワードに厳選したファッションアイテムを数多く取り揃える同店で見つけたこちらは、ナポリで65年の歴史をもつシューズファクトリーのオリジナル。サイドレースのホールカットにチゼルトウというレアデザインに、細身シェイプや手染めによるムラ感あるネイビーも加わり、イタリア靴でしかありえない感性が詰まっている。履き心地はマッケイ製法ゆえ軽く、ソールはラバーが貼られ快適。3万円。

CERBERO

イタリアの隠れた名靴が見つかる
BEKKU HOMME

住所:石川県金沢市竪町26
TEL:076-221-2924
営業:10時~19時
定休:水曜

OFFICINE CREATIVE
オフィチーネ クリエイティブの“ホールカット タッセルローファー”

OFFICINE CREATIVE

盛岡で出会える
類を見ないエイジドドレシュー

靴から始まるトータルファッションを提案する1950年創業の菅原靴店。特にイタリア靴の提案に積極的で、同ブランドもそのひとつ。写真はホールカットのタッセルスリッポンをアッパーの表&裏も、本底も色気あるボルドーで統一した、コダワリの別注だ。このドレッシーな靴にブランドの顔であるヴィンテージ風レザーの掛け合わせが面白い。アンラインド&ボロネーゼ製法で、履き心地も優しい。6万8000円。

OFFICINE CREATIVE

個性で魅せる 別注靴にも注力
菅原靴店

住所:岩手県盛岡市大通2-2-12
TEL:019-651-4946
営業:11時~19時30分
定休:第2・第3水曜

SPALWART
スパルウォートの“マラソントレイル”

SPALWART

名古屋で出会える
通なレトロランの豊富すぎるバリエ

スロバキアの軍用トレーニング靴の工場を再稼働させ、当時の製法も活かしつつ洗練された靴を展開するスパルウォート。久屋大通り沿いにある地元のトレンド発信地「エバリー」を訪ねれば、その代表モデルのレアな革や生地が使われた多彩なバリエーションに出会える。写真は、しなやかなナパカーフ×スエード製(手前)と、エアバッグにも採用される高耐久性&速乾性ナイロン×スエード製(奥)。各4万2000円。

SPALWART

靴からウェアまで揃う名古屋のトレンド発信地
everly

住所:愛知県名古屋市中区丸の内3-18-9 秀光堂ビル1F
TEL:052-971-5548
営業:11時~20時
定休:無休

※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年9月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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