生地やシルエットだけでなく、ディテールのバリエーションも多彩に選べるシャツオーダー。注文時に戸惑わないよう、一般的な意匠を総ざらいしておこう。仕上がりをイメージしながら事前にある程度仕様を決めておくとスムーズだ。前回の記事はこちら>>
【オーダー時に覚えておきたい、シャツのディティールのおさらい講座 #2】
【Pocket】国ごとの個性が表れるパーツ
胸ポケットはありなしに加え、形状にもバリエーションが。スタンダードなのはラウンド型だが、右のベース型はアメリカントラッドな趣が漂う。イタリア的なイメージでオーダーするならポケットは付けないのが基本。
【Front】
英米とイタリアでスタンダードが異なる
フロント部分の意匠も見た目を大きく左右する。表前立てのものはカジュアル、裏前立てのものはドレッシーとされ、英米のシャツは表前立て、イタリアシャツは裏前立てが多い。ボタンダウンなどカジュアル襟なら表前立てを選ぶのが定石。
[MEN’S EX 2020年5月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)