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見せ場と実用を兼ね備えた愛用品

「職業柄、図面を描くなどデスクでの仕事の重要度は高い。寝室から歩いて二、三十歩という近さですが、毎朝ここに座ることで仕事に向き合う準備ができます」。

机上面が低めのデスクは、当たりの柔らかさと使うほどに味わいが出る点が気に入っている、革張りのもの。同じく低めの座面のチェアを合わせ、リラックスして執務できる環境としている。

とはいえ、仕事は執務室内に留まらない。隣接するスタッフのオフィスに顔を出したり、1階にある応接室で顧客と打ち合わせを行ったり、書庫で調べものも。ときには、がらりと気分を変えようと、ダイニングキッチンでスケッチを描くことも。

仕事の応接室は可変性を意識

「今の自分のスタイルに合うように現在の使い方をしていますが、将来的にはまた違う形をとりたくなるかもしれない。そのときどきの仕事への向き合い方に合わせて変えられる、自由度を大切にしていきたいですね」。

一軒の家を、ゾーニングや動線、部屋ごとの使い方など、設定を変えフレキシブルに使いこなす豊かさ。建築家ならではの仕事空間へのアプローチがここにある。

横堀さんの仕事の相棒

デスク用チェア

デスク用チェア

デスクで使うのはダイニングチェアとしても使える低い座面のチェア。「座面が広く胡坐や正座等、姿勢を変えて座れるのが便利」。同社ブランド「CASA BUKU」製だ。



[MEN’S EX 2020年5月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

<p>アルド・ロッシがデザインしたモルテーニ社の本棚。建築デザインの貴重な資料を収めている。</p>

アルド・ロッシがデザインしたモルテーニ社の本棚。建築デザインの貴重な資料を収めている。

<p>傷付きにくい1枚タイル天板のテーブル。明るい場所に置かれ、資材サンプル等を検討するのにも活用。</p>

傷付きにくい1枚タイル天板のテーブル。明るい場所に置かれ、資材サンプル等を検討するのにも活用。

<p>師であるアルド・ロッシに倣い、スケッチの筆記用具にも拘る。</p>

師であるアルド・ロッシに倣い、スケッチの筆記用具にも拘る。

<p>1階にある応接室。本棚の後ろに同じ造りの部屋が続いており、必要に応じて広く使うことができる。</p>

1階にある応接室。本棚の後ろに同じ造りの部屋が続いており、必要に応じて広く使うことができる。

<p>IKEAのシンプルな本棚など、特注家具ばかりでなくデザインの優れた既製品も活用。</p>

IKEAのシンプルな本棚など、特注家具ばかりでなくデザインの優れた既製品も活用。

<p>フィリップ・スタルクがデザインした透明なチェアは、カバーをかけて違う表情にすることも。</p>

フィリップ・スタルクがデザインした透明なチェアは、カバーをかけて違う表情にすることも。

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