長く愛される名画の登場人物にリアリティと深みを持たせるアイコニックなアイテムやコーディネート。それらは時にストーリー以上に鮮やかに記憶に刻まれる。クラシックな要素を取り入れることが洒脱とされる今、印象的な紳士を目指すならここから学ぶことは多い。

【#おうち時間充実計画】／映画とファッション　#19
名画の“象徴”から学ぶ洒脱の演出
『愛と哀しみの果て』

野性味溢れるサファリルックは男に宿る少年ゴコロをくすぐる装いだ。そこには勇気と強さ、そして未知への好奇心が詰まっている。だから夢を映す映画には欠かせない装いだが、アイコンを1人と言われれば『愛と哀しみの果て』のロバート・レッドフォードを推す声も多いはず。

その装いは前述の男らしさに加え、上流階級ならではの優雅さも漂う。サンドベージュカラーをベースに、ダークオリーブのインナーで締めて、サファリカラーの野暮ったさをシックにまとめている。

そんなサファリJKを、今街で装うならファッションとしての現実味を強調したい。ボトムスを黒で締めて都会的なクールさを高めつつ、インナーと足元に軽快感を添えれば完璧だ。

「サファリJK×ダークカラー」こそワイルド&シックのベストバランス
LUCIANO LOMBARDI ／ ルチアーノ ロンバルディ

タフさよりもエレガントなクラス感が際立つ上質リネン素材のサファリジャケット。ナポリ最古のシャツブランドならではの、シャツジャケットの仕立てながら立体感があるのが特徴だ。その着こなしは、この一着にサファリなムードの演出を任せ、その他は都会的にまとめるのがポイント。

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