スティレ ラティーノ

ナポリの名門もこの春はこの手のアウターに注目している。生地は光沢感のある非常に上質なコットンシアサッカー。高密度に織り込まれていながら、程よいシャリ感としなやかで軽快な着心地が味わえるライトアウターに最適な生地。フロント5B仕様で、パッチポケットが配置され、ラペルのような前立ては上品な印象を与えてくれる。ざっくりとしたシルエットに、着回しの効くシックなネイビーがどこか大人な雰囲気。16万円（エストネーション）

マッキントッシュ ロンドン

コットンにリネンを混紡したざっくりとしたドライなタッチが魅力の茶チェック開襟ブルゾン。繊細なステッチワークや、テーラードジャケットのようなスタイリッシュなシルエットにより、リラックスした中にも上品さや気品を演出。シャツ感覚でTシャツの上からさらりと羽織りたい。4万6000円（SANYO SHOKAI）

シーオール

イギリスやイタリアで様々な経験を積んだ瀬川誠人氏が、世界の職人技術の継承と再解釈を提案しようと、2019年に立ち上げたブランド、シーオール。風合い豊かなリネンシルクをハンドメイドで仕上げたチェック柄がリラックスした雰囲気。フロント4つボタンに、大きめの襟や３つのパッチポケットも程よいアクセントになる。4万6000円（アーバンリサーチ 表参道ヒルズ店）

Tジャケット

テーラードのテクニックを用いたデニム調生地のカバーオールは、クリーンでスマートな仕上がり。4ポケットにするとかなりワークに振れてしまうが、3ポケットに留めることでドレス感をキープ。襟元の立体感とともに全体の印象を美しく整えているのがイタリアブランドならでは。色味もオーセンティックでタフなワークではなく、ほんのりフランスの風を感じさせるパステルライクな発色にしているところも魅力だ。5万2000円（三喜商事）

ドレイクス

英国、サマーセット製のリネンワークジャケットは、ミリタリー調の4ポケジャケットをベースに、自社のシャツ工場でつくりあげられたディテールにほんのりビンテージ感が漂う。清涼感のあるリネンを少し緩めのサイズ感に仕上げたシルエットは、春先に心地よく羽織れる。カーキグリーンの色合いもリラックスした雰囲気を感じさせてくれる。４万1000円（ドレイクス 銀座店）

ジャンパオロ

薄手のデニム地を使った3ポケットのカバーオールは、 イタリア産デニム生地の採用から始まり裁断・縫製、 仕上げに至るまですべての製造工程をイタリア国内で行う。アームや身頃も程よくタイトで、いわゆるワークウェア由来のアメカジ的な野暮ったさは皆無。Tシャツの上からさらりと、袖をまくって軽快に着こなしたい。3万5000円（カヴァレリア）