プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー！

YAMAHA RMX 220 DRIVER
【プロ＆アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー vol.64】

ゴルフ史上で2番目に大きい慣性モーメント
曲がりづらさでは国内最高峰のドライバー

ライター・ツルハラ　前回に試打した「RMX 120 ドライバー」は、藤田寛之プロや今平周吾プロが使用している、いわゆる玄人モデルです。今回の「RMX 220 ドライバー」は、どちらかいうとアベレージ向けのモデルになります。

奥嶋プロ　うわっ、ヘッドが大きい！ ヘッドが後方に長いと言ったほうが、いいかも知れないですね。ネック部分からフェースにかけては、少しオフセットが付いているようにも見えて、球が右には飛びづらそうな雰囲気もあります。

ライター・ツルハラ　この「RMX 220」はヘッドが高慣性モーメント化されていて、その数値はなんと5760g･cm2。慣性モーメント値はルールで上限が5900 g･cm2と定められていますから、ほとんどギリギリまでにまで引き上げられています。ゴルフ史上で歴代2位となる高慣性モーメントのヘッド設計になっているそうです。

　奥嶋プロ　1位ではないの？ ひょっとして1位は、高慣性モーメントで有名なピンのモデル？

ライター・ツルハラ　それが違うんですよ。ナイキが2008年に発売した「サスクワッチ SUMO スクエア 5900」という四角いドライバーを覚えていますよね？ それが今でも慣性モーメント値の歴代第1位を死守しているんです。前情報はこのぐらいにして、とにかく奥嶋プロ、この「RMX 220 ドライバー」を打ってみてください！

　奥嶋プロ　今回も2パターンのヘッドスピードで打ってみましょう。おりゃ！