ビームス西口さんが「TPO別・夏の海外出張スタイル」を解説!

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ビームスの西口さんに、夏の海外出張スタイルの着こなしテクを聞いてみた!

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ネクタイブランド「ブリューワー」のニース本社にて、エクスクルーシブのネクタイ用に生地をセレクトしながら商談。同じ黒リネンスーツ、インナーをボーダーTシャツに着替えれば、ガラリと違った印象で離島でのランチスタイルに早変わり。

毎年6月にイタリアのフィレンツェにて開催される紳士服の展示会「ピッティ ウォモ」の期間には、日本から数多くのバイヤーがイタリアに長期出張する。出張期間中、限られたトロリーのスペースに、なるべくコンパクトな着数で、毎日見栄えの変わるバリエーションのスタイルを用意できるか否かは、個々のバイヤーの腕の見せどころだ。

今回の期間中にフランス・ニースにあるネクタイブランド「ブリューワー」の工場を訪れたビームスチームに、個々の考え抜かれた出張スタイルを解説いただいた。クリエイティブディレクター中村さんの着こなしに続いては、黒リネンスーツが大活躍だった、ビームスF ディレクターの西口さんの着こなしをチェック!

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<strong>「夏スエード」スタイルをヴィンテージミックスで</strong><br />「フィレンツェでピッティの4日目をチェックしてから、午後にクルマで移動。フィレンツェの街並みに映えるのは、暖色系の茶やラスティックな色味のスタイリング。必ず、1ルックは取り入れるようにしています。夏のスエードスタイルは、日本でも浸透させていきたいスタイルなので、今回自身の好きなヴィンテージミックスのカジュアルルックで構成しました。ヴィンテージのラルフ ローレンのサファリシャツに、イギリス軍の1980年代のミリタリートラウザーズ、これに1990年代のグッチのビットローファーを合わせました」

「夏スエード」スタイルをヴィンテージミックスで
「フィレンツェでピッティの4日目をチェックしてから、午後にクルマで移動。フィレンツェの街並みに映えるのは、暖色系の茶やラスティックな色味のスタイリング。必ず、1ルックは取り入れるようにしています。夏のスエードスタイルは、日本でも浸透させていきたいスタイルなので、今回自身の好きなヴィンテージミックスのカジュアルルックで構成しました。ヴィンテージのラルフ ローレンのサファリシャツに、イギリス軍の1980年代のミリタリートラウザーズ、これに1990年代のグッチのビットローファーを合わせました」

海外の海沿いの街は、夜は気温が下がって夏でも肌寒いことがよくある。そんなときにも、薄手のスエードブルゾンがあると重宝する。

海外の海沿いの街は、夜は気温が下がって夏でも肌寒いことがよくある。そんなときにも、薄手のスエードブルゾンがあると重宝する。

<strong>夏に着たい自分流「モノトーン」は「黒リネンスーツ」の着こなし</strong><br />「黒やモノトーン的なコーディネートは、去年の冬から注目されている色。自分的に夏の黒を解釈するなら、ウールの黒でなく、ヘビーリネンの黒が堅すぎなくてお洒落だと思い、リチャード・ジェームスでオーダーしました。この日は商談があったので、ブルックスのBDシャツにカラーピン、ジエレのパネルストライプタイを合わせました。黒スーツで全体には引き締まった色みに見せながら、B.D.シャツでもタイドアップしたり、足元をブラックスエードで締めたりして、リゾートでのドレスアップスタイルを表現しました」

夏に着たい自分流「モノトーン」は「黒リネンスーツ」の着こなし
「黒やモノトーン的なコーディネートは、去年の冬から注目されている色。自分的に夏の黒を解釈するなら、ウールの黒でなく、ヘビーリネンの黒が堅すぎなくてお洒落だと思い、リチャード・ジェームスでオーダーしました。この日は商談があったので、ブルックスのBDシャツにカラーピン、ジエレのパネルストライプタイを合わせました。黒スーツで全体には引き締まった色みに見せながら、B.D.シャツでもタイドアップしたり、足元をブラックスエードで締めたりして、リゾートでのドレスアップスタイルを表現しました」

黒リネンスーツと相性抜群、旬のパネルタイ。

黒リネンスーツと相性抜群、旬のパネルタイ。

<strong> 黒リネンスーツ、インナーを変えるだけでリゾート感ある休日モノトーンに</strong><br />「昼間にタイドアップして着ていた黒リネンスーツ。少しカジュアルに見せたいときは、中を黒ボーダーTにするといいですね。こちらは、1990年代のアニエス・ベーのもの。黒×白は現行でも売られていますが、黒×ベージュのボーダーはなかなかなくて、ヴィンテージで探し出しました。ベージュが入っていると、少しシックな印象にもなり、ゴールドのアクセサリーとも馴染みがよいのがポイントです。暑いときは、ジャケットを肩掛けしてもいいですね」

 黒リネンスーツ、インナーを変えるだけでリゾート感ある休日モノトーンに
「昼間にタイドアップして着ていた黒リネンスーツ。少しカジュアルに見せたいときは、中を黒ボーダーTにするといいですね。こちらは、1990年代のアニエス・ベーのもの。黒×白は現行でも売られていますが、黒×ベージュのボーダーはなかなかなくて、ヴィンテージで探し出しました。ベージュが入っていると、少しシックな印象にもなり、ゴールドのアクセサリーとも馴染みがよいのがポイントです。暑いときは、ジャケットを肩掛けしてもいいですね」

アニエス・ベーのボーダーT、黒×ベージュのトーンが夏の陽射しにも映え、ゴールドアクセともバランス◎。

アニエス・ベーのボーダーT、黒×ベージュのトーンが夏の陽射しにも映え、ゴールドアクセともバランス◎。

<strong>昼と夜で雰囲気が違って見えるのも黒リネンスーツの魅力!</strong><br />「昼と同じスタイルで、夜のディナーに出かけました。まったく同じ服装ですが、黒のリネンスーツは、真夏の太陽光の下では上品な光沢感を放つのに対し、夜になると、しっとりした印象になります。昼は肩掛けしていたジャケットも、ディナーの場ではきちんと袖を通して着用すれば、中がカットソーでもエレガントな印象に見せられます」

昼と夜で雰囲気が違って見えるのも黒リネンスーツの魅力!
「昼と同じスタイルで、夜のディナーに出かけました。まったく同じ服装ですが、黒のリネンスーツは、真夏の太陽光の下では上品な光沢感を放つのに対し、夜になると、しっとりした印象になります。昼は肩掛けしていたジャケットも、ディナーの場ではきちんと袖を通して着用すれば、中がカットソーでもエレガントな印象に見せられます」

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