男の着物専門店を構える、「銀座もとじ」に聞く
装いのコツQ&A
アドバイザー
銀座もとじ 二代目 泉二啓太さん
日本初の男性の着物専門店「銀座もとじ 男のきもの」の二代目。ロンドンの大学にてファッションを学んだ経験を活かし、和の伝統とモダンが融合した着物文化を発信する。
柄物の着物には、帯はどう合わせる?
着物と帯の柄の大きさや種類が揃わないように気をつけましょう。
「大柄同士や縞同士という柄の喧嘩を避け、色のトーンを合わせてすっきりさせます。半襟、羽織紐、角帯の差し色も2色内だと洗練します」
鞄は巾着でなくても大丈夫?
最近の傾向では、洋装のバッグを合わせるのもお洒落でおすすめ。
「上質なレザーを用いたクラッチや、トートバッグなどは着物にも好相性。鞄はちょっと冒険できるアイテムと言えるでしょう」
着こなしで注意するポイントは?
男性は襟が重要。襟を首にしっかりと添わせましょう。
「襟元は詰めすぎず、かといって崩れてゆるくなりすぎないことが上品に装うポイント。また帯の位置は腰骨に対して高くなりすぎないようにします」
[MEN’S EX 2019年7・8月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)