上の写真は番付表です。番付表とは、大相撲における力士たちの位・階級を示す表です。番付表を書いているのはなんと行司。行司の仕事は力士の取組の裁きだけではないのです。番付表や大相撲にまつわる看板などに使われる、あの独特な相撲文字を修得しなければなりません。
行司は大きさ縦110cm、横80cmのケント紙に筆で番付を書いていきます。1日8時間、筆を握り、2週間ほどで完成させるそうです。ケント紙に書かれた番付表を縦58cm、横44cmに縮小したものを各部屋に配布、一般発売されます。
番付表は右半分が東方、左半分が西方、上位者ほど大きな文字で、地位が下がるにつれて小さく細く書かれます。つまり、一番大きく四股名が書かれているのが横綱です。続いて大関、関脇、小結、前頭、十両……と続きます。
1枚の番付表になんと力士、年寄、行司、呼び出し、床山ら800人以上の名前が書きこまれているというから驚きです!