ファッションディレクター 森岡 弘の「自分デザイン」入門 Vol.8
できるビジネスマンは年齢、立場、目的での「相応」の装いができる人。この連載では「上司」と「部下」に注目し、仕事で活きる身だしなみの極意に迫る。Vol.8は、NECのお二人とともに、明るく装うクールビズを考察する。
話したのはこの3人
ファッションディレクター 森岡 弘さん
弊誌のビジネススタイルのご意見番。雑誌や広告のほか、政財界人のパーソナルスタイリングも手掛ける。
NEC
【上司】AIプラットフォーム事業部 事業部長代理 兼
AI・アナリティクス事業部主席主幹 土手信三さん(50)
1992年入社 2018年より現部署。各種ソフトウエア、サービスの企画、開発、販売等を実施する部署の経営幹部として事業を統括する。
【部下】AIアナリティクス事業部 マネージャー 祐成光樹さん(41)
2004年入社 2015年より現部署。NECのAIエンジン「RAPID機械学習」の開発・分析チームに所属。セミナー等で登壇することも。
ノータイビズを考える-上司編-
土手さんから森岡さんへ
ノータイでもきちんと見えて新鮮な色合わせに挑戦したいです
ビズカジのときこそフィットや丈感を意識して風格を。
森岡氏(以下敬称略) 今回は上司の土手さんと、クールビズの装いを考えます。この時期、タイを外されることが多いとのことなので、上司としてのノータイスタイルの提案です。
土手さん(以下敬称略) 宜しくお願いします。
森岡 クールビズ以外のときは、スーツを着られることが多いのですね。スマートな体型が際立って、スーツもお似合いです。今回はそのスーツのときのような風格を装える、ノータイビズを考えてみましょう。
土手 ありがとうございます。いつも紺やグレー、黒などの決まった色の地味な色合わせになることが多く、もう少し新鮮な色合わせも気になります。