
休日のドライブもスーツで。そこから新しい世界が広がる
田上 本日はスーツをビシッと着られていますが、お二方とも普段からスーツでクルマを運転されることは多いですか?
森岡 けっこうありますよ。こういう職業ですから、カチッとしたスーツにタイドアップという日は少ないですが、今日のようなややカジュアルなスーチングで運転することはよくあります。
鈴 以前乗っていたアウディTTのときはよくスーツで運転していました。乗り降りが厳しいため、今のロータス エキシージになってからは、正直めったにスーツを着ることはありませんが。
田上 ということは、今日は特別にスーツを着て来ていただいたわけですね。
森岡 英国のやんちゃなライトウエイトスポーツに、正統派のブリティッシュスーツを合わせたのが鈴さんらしい。運転するにはキツイんでしょうけれど、全体像としてとてもまとまっていますよ。
田上 スパイ映画の主人公みたいです。
鈴 ありがとうございます。
森岡 筋金入りの英国好きだということが伝わってきますよね。
鈴 スーツでクルマに乗るのなら、本来はエレガントなセダンやクーペ、GT系が似合うんでしょうが。生粋のスポーツカーもありかなと思えてきました。
森岡 そもそも僕は、スーツでどんなタイプのクルマに乗ってもいいと考えています。もっといえば、仕事だけでなく、休日のドライブだってスーツを着たら愉しいし、お洒落だと思う。海外と違って、日本ではオフの日にスーツを着るという発想の人が少なすぎるんですよ。
田上 今はスーツ自体、選択肢が増えて着こなしの自由度も上がっていますからね。機能素材のスーツなら、Tシャツとスニーカーを合わせれば、スポーティなクルマのドライブにぴったり。
森岡 そう、要は装い方なんですよ。