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バギーをする岡崎五朗さん

普段、クルマじゃできない男気溢れるハードドライブ

目的地の「どきどきヤンバルンチャー」は、許田ICから20分ほどの場所にある。広い敷地のなかには、開けた砂利の上を走るコースと、やんばるの大自然の中を走る泥んこコースの2種類があり、すでに先客が楽しそうにバギーを走らせていた。

早速乗り方を教えてもらう。バギーは4輪だがハンドルはバイクと同じバータイプ。アクセルは右側のグリップに小さなレバーがついていて親指で操作する。スロットルを回すバイクとは違い、スノーモービルに近い。ブレーキはスクーターと同じで左手レバーが後輪、右手レバーフロントだが、通常は左手(後輪)だけで十分だという。    

まずはインストラクターさんの後ろについて平地のパイロンを走らせる。転倒の心配もないのでスタッフ全員しっかりとついていける。「さすがに運転上手なので、問題ないですね。コースへ行きましょう」とスタッフの翁長さん。なるほど、これはおっさん殺しだ。こんなこと言われたら誰だって気分が良くなる。案の定、スタッフ一同初めてのくせにスピードを上げ始めた。

まずは平地に作られたコースを走る。3段4段と続く凹凸がいくつもあり、勾配もある。15分ほど走っていると徐々に体に異変が起こる。とにかく段差を乗り上げる際の衝撃がすごいため、まずハンドルを持っている手、体を支える二の腕と背中、そして踏ん張るための足に疲労が貯まっていく。また突き上げが凄いのでお尻も痛くなってくる。操作自体に慣れは必要ないが、どうやって体へのダメージを減らすのか、これは試行錯誤が必要だ。凹凸がきたら腰をあげて足で衝撃を吸収…でも長く中腰になっていると今度は太ももがパンパンに…そんな感じで頭を使いながら走る。ペースを上げていくと、カーブでかかる遠心力に対抗するため左右の体重移動も必要になるが、慣れればアクセルを開け豪快?なドリフトを決める、なんてこともできるのだ。いやはやこれは病みつきになる楽しさだ。

ある程度慣れてきたところで、今度はさらにハードな森のコースに移動した。こちらはぬかるみあり、急勾配ありで正直やんばるエリアの美しい植物を見る余裕などないが、ただただ走ることが面白く、疲れさえなければずっと走っていられる楽しさだ。コース走行が1時間ときいて「短いな」と思ったものだが、1時間もあれば十分。というよりそれ以上は体がもたないかもしれない。きっかり1時間遊んで、バギー遊びを終えることにした。

普段クルマの仕事をしているため、クルマを擦るかもしれない段差や、タイヤやホイールを傷つけそうな石をケアしながら走ることが体に染みついているのだが、バギーではそんな習性をまったく必要としない。握り拳大の石が落ちててもまったく問題なし。もちろん専用のタイヤがバーストすることもめったにないそうだ。汚れようが多少傷が付こうが気にしない。そんな男気溢れる世界観も非常にテンションが上がる要素である。

スバル レヴォーグ

さてバギーを終えてからはせっかくの沖縄、ここでしか食べられないものを食べながら帰ろうという話に。早速レヴォーグの中で会議をしながら移動をする。相変わらず快適な走りを見せるレヴォーグだが、徐々に体の違和感が強くなっていった。この企画の最大の難点は、楽しさにかまけてはしゃぎすぎ、翌日以降、毎回筋肉痛に悩まされることであった。

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