「凄まじいスピードで発展する世界についていくために今、必要なもの」〜楽天 三木谷浩史さん〜【加藤綾子/一流思考のヒント】

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企業の究極的なミッションは社会貢献

加藤三木谷さんの目から見て、成功する人に共通項はありますか。

三木谷僕は、人間は死ぬ前に幸せだったと思えればそれが成功だと捉えているので、その定義は人それぞれが決めればいい。しつこいようですが、とにかく悔いが残らないようにやることです。今、私自身もがん治療という医療分野にも挑戦しています。通信事業に新しい革命を起こすのも含めて、22年経ってようやくできるようになりました。だから、まだこれから。もうちょっとだけやるつもりです。

加藤特に最終ゴールは決めていらっしゃらないんですね。

三木谷ええ。そもそも、どうして「楽天市場」という名前にしたかについてはこれまでほとんど話してこなかったんですが、実は坂本龍馬が作った亀山社中と、織田信長が作った楽市楽座を組み合わせたものを作りたいなと思ったんです。で、楽天的に行こうと。日本を世界に開けた国にして、そして日本が世界に貢献して、世界の人がハッピーになれるようなところに寄与できれば、価値はあるのではないか。だから僕のビジネスに終わりはないのかもしれません。

加藤なるほど。では最後に聞かせてください。三木谷さんにとってビジネスの醍醐味とは?

三木谷ビジネスは趣味。理由もなく好きだし、世の中の発展に貢献していると思うとぞくぞくする。自己満足かもしれませんけどね(笑)。亡き父とも話したのですが、企業の究極的なミッションは社会への貢献なんです。その評価軸が売り上げだったり、会社の規模だったりするので、経営者としてそこをしっかり築き上げていくことですかね。もちろん、瞬間的に達成感を覚えることもあります。22年前に楽天市場のシステムが動いたときもそうだし、イニエスタ選手の移籍が決まったときもね。でも、それはやっぱり一瞬のこと。アントレプレナーはネバー・ルック・バック。過ぎたことは気にしないんです。

加藤一度成功すると、成功体験を振り返ってしまいそうです。

三木谷もとが優等生じゃないんで、成功体験を覚えていられない。

加藤アハハ。ゲン担ぎもしませんか?スポーツの世界だとよく聞きますけど。

三木谷あ、言われてみたらやりますね。ここのトンカツを食ったら勝ったから、次も食おうとか。正月もちゃんと初詣に行くなあ。うちの守護神は愛宕神社なんですが、新年の10分の祈祷のためにフランス、アメリカ、イスラエル、ドイツ、中国…世界中から執行役員を集めます。意外と神頼み的なところもありますね(笑)。

加藤親近感が湧きました(笑)。

カトMEMO

  • 目標を定めてからのそこに向かうエネルギー、そして揺らがない行動力が凄い
  • 社員や周囲の人々とフラットに接し、すぐに仲良くなれる強み
  • 社員が自発的に動きたくなる、新しいことに挑戦したくなる環境を作り出すのがリーダー
  • WhyではなくWhy notを投げかけることが重要

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