上司と部下のコンサバ 二人舞台 —「今」な王道スタイル1週間—

紺ブレスタイルは一日にして成らず
昼飯おごるよと申し出たら、上ちらしを注文された。数百円の差だし、些事を気にしすぎか……いや細かいことこそ重要だ。人間関係も服装も。今日も王道の紺ブレだが、シャツはクレリックタブカラー、パンツはチェックにしている。紺ジャケ姿が単なる無難に陥らないためには日々試行錯誤が必要なのだ。細かいことこそ重要だ……と悶々としていたら、帰り際「ご馳走様でした!」と満面の笑みで礼を言われた……ま、悪くない昼飯だったかな。
上司:ジャケット5万9000円、シャツ1万2000円、タイ9900円/以上J.プレス・ブ ルー ブルー(ブルー ブルー 神田) パンツ5万5000円/ロータ(エストネーション) 靴19万8000円/ジョンロブ(ジョン ロブジャパン)すべてのコンサバは紺ブレに通ず
はばかりながら米国アイビーリーグ出身の自分にとって、紺ブレは特別愛着のあるアイテムだ。今日のタリアトーレも一見普通の紺ジャケだが、黒のドームボタンが付いている。さりげないブレザー感が刺さって即買いだった。紺ブレをいかに楽しんで着るかはコンサバ永遠の課題だ。今日は同色のカーディガンをベスト風に合わせて、2ピース感覚でキリッと着てみた。それにしても上司の鉄火丼がうまそうだ。こっちにすればよかったかな……。
部下:ジャケット8万6000円/タリアトーレ(トレメッツォ) シャツ3万5000円/アヴィーノ ラボラトリオ ナポレターノ(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店) タイ2万8000円/ブライスランズ(ブライスランズ&コー) ニット2万4000円/トゥモローランド(トゥモローランド) パンツ3万9000円/ PT01(PT JAPAN) 時計59万円/IWC(IWC) 靴7万9000円/クロケット&ジョーンズ(グリフィンインターナショナル)
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2019年3月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)