
(左)フルキャンバス毛芯だからこそのシルエット美
VALDITARO / ヴァルディターロのグレースーツ

端整な手仕事がきちんとした印象の源
「FATTO A MANO(手仕事)」というタグ通りの丁寧な手仕事、フルキャンバス毛芯による端整なシルエットで知られるパルマのファクトリーブランド。柔らかく軽い着心地と、きちんとした印象を両立させるのが上手い。ソフトに見えやすいフランネル素材だが、薄めのパッドでラインを強調した肩周りが、ビジネス向きのエレガンスを高めている。
(右)「紳士服の殿堂」が太鼓判のビジネス・ニュースタンダード
L.B.M. 1911 / エルビーエム 1911のチェック柄スーツ

日本的な発想からくる”わき汗パッド”
イタリアンテーラードの名門ファクトリー、ルビアム社のスポーティライン。ただしこちらは三越伊勢丹の別注により、丸みや柔らかな着用感はそのまま、肩周りをシャープかつ構築的にアレンジすることで、今のスタンダードと言えるキリっとした見映えを獲得。わき下に汗止めパッドを配するなど、ビジネスにおける「まさかの失敗」を防ぐ配慮も嬉しい。
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2018年10月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)