フォーマル見えするアンコン一枚仕立てのサルトリアルジャケット
左:ベルヴェスト
BELVESTのジャケット・イン・ザ・ボックス
お馴染みの人気作は今季も健在
高級感漂うスーパー110’s のツイル素材は、ナチュラルストレッチ性が自慢。滑らかな素材の一枚仕立てによる軽くて柔らかな着心地は、まさに全ての男性が求めるもの。微光沢のある風合いでお堅いシーンでも装える王道ジャケパンスタイルが完成。18万8000円(エリオポールメンズ銀座)
右:サンタニエッロ
SANTANIELLOのティントインカーポ
風合いある製品染めで違いを主張
大事な商談では、仕立てへのこだわりも見えるような柔ジャケットがいい。上質さをさりげなく主張するカシミヤ混紡素材を使用し、さらに製品染め。秋冬らしい素材感なのに、薄い芯地で着心地は軽くシルエットは端正。ナポリ魂を感じさせる本格派だ。8万3000円(ラ ガゼッタ 1987 青山店)
見た目も着心地も柔(ニュー)なジャケットが秋の救世主
クールビズで加速した機能的セットアップやスニーカー通勤等の快適な仕事着を追求する流れは秋冬も継続しそうだ。今季主軸と言える、新素材や革新的な仕立てといった工夫が凝らされた柔らかなジャケットをM.E.は敬愛して「柔(ニュー)ジャケット」と命名したい。
明らかにカジュアル着に見えるものは、柔ジャケットにあらず。適度なフィット感で、シルエットが美しく見えるもの、そしてジャージーやニットなど柔らかな素材であっても滑らかさやきめ細かさがありきちんと感を漂わせるもの。今季はそこへ薄さが加わったり、質感のクオリティが高まるなど人気ブランドも鎬しのぎを削ってクラシック見えする柔ジャケットを発信。今季の売れ筋に注目して見ていこう。
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2018年9月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)