強撚糸を平織りでざっくり仕上げた生地は、春夏服地の代表格だ。今季のイセタンメンズが豊富に取り揃える英国「ハーディミニス」は本格フレスコの作り手として名高い。コロニアルやサファリテイストを取り入れた旬のデザインも、一層格調高く仕上がる。
Hideaki sato
ヒデアキ サトウのサファリスーツ
スーツ 28万円?
オーダー価格、納期5週間〜
男らしく、そしてエレガント
4つのベローズ(蛇腹)ポケットやチンストラップなど、サファリ調のラギッドなディテールを取り入れたスーツ。こうした意匠は佐藤氏がよく手掛けてきたもので、程よくひねりの効いた一着を仕立てたい上級者が好んで取り入れるとか。今作はハーディミニスのハリの強いフレスコを用いたことで、より男らしい見映え。それでいて美しいシルエットがウールのエレガンスをしっかり引き出している。ミリタリーを感じさせる、オリーブがかったベージュ色も、実にノーブルな雰囲気に。