人の体もスーツの形も千差万別。体型の弱点を補い、魅力を活かすスーツを選べば、より”似合ってますね”と褒められるはず。体型×スーツの相性を見極める要所をスーツ上手に訊いた!
襟:ラペルの形が上半身の悩みを解消
肩と並んで体型補整効果が高いのがラペル。一見微差のようだが、着用時には想像以上に印象を左右する。上半身の弱点は、正しい襟選びで解消できるのだ。
襟で体型を活かすなら、こんなスーツを!

右:SHIPS(シップス)
従来モデルより幅広の9cmラペルに設定した、リングヂャケット製のシップスオリジナル。生地も作りも柔らかで、貫禄体型を誇張しすぎず、逞しく演出してくれる。生地はカノニコ製のウールフランネル。7万4000円(シップス 銀座店) シャツ2万4000円/エリコ フォルミコラ、タイ1万6600円/ニッキー(以上シップス 銀座店) チーフ〈スタイリスト私物〉
中:AZABU TAILOR(麻布テーラー)
麻布テーラーで最もボタン位置の高い「クラシコイタリアモデル」。Vゾーン狭めの段返り3つボタンが、胸回りを立体的に演出する。素材はウール地「グランドマーキー」。3万7000円〈オーダー価格〉(麻布テーラープレスルーム) シャツ8000円/麻布ザ・カスタムシャツ(麻布テーラープレスルーム) タイ1万5000円/ブルーステラ(エススクエアード) チーフ〈 スタイリスト私物〉
左:ÉDIFICE(エディフィス)
合わせが浅めで襟も小さめ、シルエットもコンパクトな今流ダブルの王道的一着。細身の方が着ても仰々しくならず、痩せ型を逞しく見せてくれる。ロロ・ピアーナのウールシルクで高級感も満点。9万5000円(エディフィス 丸の内) シャツ2万円/マルティニーク、タイ1万6000円/フランコ バッシ(以上マルティニーク 丸の内) チーフ〈スタイリスト私物〉
この記事は、4回連載でお送りします。
「この体型にはこんなスーツ!」体型が活きるスーツ見分けのポイント
【point 1:肩】
【point 3:パンツ】
【point 4:色柄】
[MEN’S EX 2017年9月号の記事を再構成]
撮影/島本一男、中西一朗、村上 健、田丸瑞穂、高倉千鶴、若林武志 スタイリング/四方章敬 取材・文/MEN’S EX編集部 撮影協力/七彩
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