得する旅のヌケ道#8「手持ちのマイル」をフライトで有効活用するには?

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旅の手段も多様化している現代。大通りよりもヌケ道を選ぶのと同様、「より早く、安く、快適なスマート旅」を叶えるチエを、旅のスペシャリストがこっそり伝授!

ジェットスター&バニラエア

鳥海 高太朗さん

教えてくれる人
航空・旅行アナリスト
鳥海 高太朗さん

航空・旅行業界のマーケティング戦略を主研究に、利用者・専門家の両方の立場から各種メディアで情報発信をしている旅のスペシャリスト。また、帝京大学非常勤講師や飛行機ニュースサイトである「ひこ旅」の編集長を務めている。

「手持ちのマイル」をフライトで有効活用するには?

LCC便への特典交換が実は、意外に便利

ANAマイレージクラブ(全日本空輸)はバニラエア、JALマイレージバンク(日本航空)はジェットスター・ジャパンと、実はLCC便への特典交換も可能なのをご存知だろうか? ANAマイルを使ったバニラエア特典航空券は成田発着国内線で新千歳、函館、奄美大島へは片道5000マイル、那覇へは片道6000マイル、石垣へは片道8500マイルで特典交換可能。那覇はANA便だと往復1万8000マイル必要だが、バニラエア便なら往復で6000マイル少なく済む。海外もANA便ではマイルによる片道予約は不可だが、LCC便なら可能で、台北・高雄・香港なら片道8500マイルで行ける(特典航空券の予約はANAホームページ上から)。一方JALマイルを使ったジェットスター・ジャパン特典航空券は、成田発着国内線では新千歳、福岡、那覇などへは片道6000マイル、国際線も台北、香港、マニラ、上海へは片道1万500マイルで交換できる(ただしジェットスター・ジャパンの特典航空券は電話予約のみで、航空券取扱手数料の2160円が別途必要となる)。

LCCの場合、預ける手荷物は基本的に有料だが、特典航空券の利用時は両社共に20kgまでの預け手荷物料金が含まれているのも安心要素だ。ただし、座席の指定は有料となるのでご注意を。

今月のヌケ道

ANA・JALのマイルでLCCを利用する

マイルを貯めている人の多くがANAマイレージクラブやJALマイレージバンクのいずれか、もしくは両方を活用しているだろう。貯めたマイルを特典航空券にする際、必ずしも希望する便がマイルで手配できないこともある。そんな時に活用して欲しいのが系列のLCC(格安航空会社)便の特典航空券だ。ANA便やJAL便の特典航空券に交換するよりも少ないマイルでの特典交換が可能で、特に国際線(台湾や香港など)では燃油サーチャージも不要であるなど、意外に使えるヌケ道なのだ。



LCCなら例えば、こんな航路でお得に乗れます

ANAマイレージクラブ(全日本空輸)

利用できるLCC
バニラエア

成田〜那覇
片道6000マイル
ANA便の場合、レギュラーシーズンで9000マイル

成田〜台北、香港など
片道8500マイル(燃油サーチャージなし)
ANA便の場合、レギュラーシーズン・エコノミークラスで往復20000マイル+別途燃油サーチャージ



JALマイレージバンク(日本航空)

利用できるLCC
ジェットスター・ジャパン

成田〜那覇
片道6000マイル
JAL便の場合7500マイル

成田〜台北、香港など
片道10500マイル(燃油サーチャージなし)
JAL便の場合、エコノミークラスで通常往復20000マイル+別途燃油サーチャージ



[MEN’S EX 2018年11月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)

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