不定期連載：【40歳からの習い事】
vol.2 クライミング
クライミング人気の理由を探る
年を重ねると、運動をする機会は減ってくるものだが、身の回りの同年代を見渡したとき、割と精力的に体を動かしている人たちもいる。その代表格がクライミング（ボルダリング）にハマっている人たちだ。仕事は忙しいはずなのに足繁くクライミングジムに通う彼らは、中年の割には引き締まった逆三角形っぽいカッコいい体をしていたりする。何が彼らをそこまで惹きつけるのか？ 体型が変わるほどの運動量になるのか？ 実際に体験して探ってみることにした。
ジムの内観と併設のカフェ（写真2枚）
今回お邪魔したのは東京の吉祥寺にあるクライミングジムとカフェが一体となった「isara（イサラ）」。住宅地の一角にあり、一軒家を改装したアットホームな雰囲気で、初心者でも入りやすいジムだ。オリンピック種目となったこともあり、競技志向の人が増えているというクライミングだが、ここは親子連れで訪れる人も多いという。
まずは設定されたルートを登ってみる
クライミングは初体験なので、まずは基本的なことから教えてもらう。レクチャーしてくれたのはスタッフの大竹一樹さんだ。クライミングはほかのスポーツに比べて必要な道具が少ないのも魅力の1つ。専用の道具はシューズくらいで、これもレンタルしてくれるジムが多い。あとは動きやすい服装さえ用意していけばいいので、荷物も少なくて済む。実際、大竹さんもこのままの服装でジムに来て登ることが多いそうだ。
