旅の手段も多様化している現代。大通りよりもヌケ道を選ぶのと同様、「より早く、安く、快適なスマート旅」を叶えるチエを、旅のスペシャリストがこっそり伝授!
教えてくれる人
航空・旅行アナリスト
鳥海 高太朗さん
航空・旅行業界のマーケティング戦略を主研究に、利用者・専門家の両方の立場から各種メディアで情報発信をしている旅のスペシャリスト。また、帝京大学地域経済学科非常勤講師や飛行機ニュースサイト「ひこ旅」の編集長を務める。
国内フライト出張をちょっとリッチ&お得に
ちょっとのコツでお得に上質な時間を過ごせる
国内線の多くは1〜2時間のフライト、沖縄へ飛んでも3時間程度だが、ANA国内線の上級クラス「プレミアムクラス」は短時間のフライトでも心も体も癒してくれるサービスを提供している。搭乗開始までも主要空港ではラウンジで寛いだり、電源やWi-Fiも完備で集中して仕事をしたりできる。
機内でも大型シートで食事や軽食メニューが供され、スパークリングワインなどのアルコール類も含めてドリンクも充実している。上級クラスは高額イメージがあるが、ちょっとのコツで思っているよりもお得に利用できてしまう。
早めに予定が決まる旅行の時は28日前購入でお得に予約できる「プレミアム旅割28」がおすすめだが、出張など予定がはっきりしない時は普通席で購入し、直前にアップグレードする方法がある。出張帰りで疲れている時や仕事が上手くいった時の自分へのご褒美に利用するのもありだ。
直前アップグレードは搭乗2日前から可能で、アップグレード料金も従来の一律料金から区間によって3000円〜1万4000円の設定となった(2日前・前日の場合)。特に地方路線が割安で、例えば羽田から秋田や小松などへは片道5000円、函館や高知へは片道7000円、熊本や鹿児島などへは片道1万円でアップグレードできる。たまには奮発してみるのもいいだろう。