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メルセデス・ベンツ 「S400d」のエンジン
3L直6のクリーンディーゼルターボを搭載。340psの出力、そしてディーゼルらしい700Nmという大トルクを1200-3200という低回転域から発生させる。

その豪華さはもとよりまずディーゼルエンジンの遮音のすごさに驚いた。最近は車内にいればそれとわからないくらいのモデルもあるが、このS400dはエンジンがかかった状態で車外にいても本当に静かだ。そして700Nmというスーパーカーもかくやの大トルクを1200回転から発揮するわけで、ほとんど右足に力を込めることなく、市街地から高速道路までの日常領域をカバーする。

メルセデス・ベンツ 「S400d」のコマンドシステム
ナビやオーディオなどの各種操作を行う、メルセデス・ベンツ独自のコマンドシステム。ジョグダイアル付近には走行モードの切り替え、アイドリングストップ機能のスイッチなど、使用頻度の高いスイッチ類をレイアウトしている。

「これでいい」ではなく「これがいい」

足回りは連続可変ダンパーとエアサスペンションを組みあわせた電子制御式のAIRマティックサスペンションを標準装備するが、これぞSクラスともいうべきしなやかさだ。大きな段差を乗り越える際には車高は最大30mmアップし、高速走行時には最大20mm下げることも可能。SPORTモードを選択すれば、サスペンションは固くなり引き締まった乗り味を楽しむこともできる。

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