メルセデス・ベンツ Sクラスに追加された直6クリーンディーゼル仕様は廉価版なのか?

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メルセデス・ベンツ 「S400d」

車内はもちろん車外まで! 圧倒的な静粛性能に驚く

メルセデス・ベンツのフラッグシップサルーン「Sクラス」に、直6クリーンディーゼルエンジンを搭載した「S400d」が登場した。

現行Sクラス(W222型)は2013年に登場して以来、ガソリンエンジンはもとより、ガソリン+ハイブリッド、ディーゼル+ハイブリッド、プラグインハイブリッドなど、さまざまなパワートレインを搭載してきた。

デビューから5年を経て満を持して投入されたのが、コンパクトな新型”直列6気筒”クリーンディーゼルエンジンだ。これは「S450」などに搭載される直列6気筒エンジンと基本設計を共にするモジュラーコンセプトを採用している。コンパクトで効率性に優れ振動が少なく静粛性が高いといった特徴がある。これに2ステージターボチャージャーを組みわせ、最高出力250kW、最大トルク700Nmとメルセデスの乗用車が搭載するディーゼルエンジンとしてはもっともパワフルなものだ。

メルセデス・ベンツ 「S400d」のインテリア
インテリアデザインは既存のSクラスと同じく、大型のツインディスプレイ、コマンドシステムといったメルセデス・ベンツの持つ最新デバイスが全て詰め込まれている。
メルセデス・ベンツ 「S400d」のシート
ディーゼルエンジンの弱点である騒音も技術でしっかりとカバー。それ加えて最上位モデルらしい上質なシートなどで、他モデルとはまったく異なる次元の快適性を実現している。

試乗に用意されたのは、全長が標準ボディ(5125mm)に対して160mm延長されたロングボディでオプションのAMGラインプラスとさらにショーファーパッケージまで装着した豪華仕様だった。ポーセレンというホワイト系のレザーシートをメインに、ダッシュボードの上下段にはブラックのレザーを配した2トーンのインテリアは、なんとも華やかな印象だ。後席はリクライニング機能はもちろんフットレストやホットストーン式リラクゼーション機能、専用モニターを配したまさにショーファー仕様になっている。

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