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サステナ

電気モーターは前後にそれぞれ1基ずつ搭載されている。スペース効率の良い中央をドライブシャフトが貫通するレイアウトで、前後合計で最高出力400ps、最大トルク696Nmと、V型8気筒のスーパーチャージャー付きユニットに匹敵する数値を発生する。車重は2.1トンを超えるが、静止状態から100km/hまでの加速は4.8秒という俊足ぶりを誇る。最高速は200km/hという設定だ。

パウチセル式のリチウムイオンバッテリーは432のセル、36のモジュールからなり容量は90kWの1種類。航続距離はWLTPモードで最大480kmとなる。日本仕様はCHAdeMO急速充電に対応しての上陸となるが、バッテリー容量が大きいだけにこの充電所要時間という要素こそが、一番のネックとなるかもしれない。

Part.2へ続く

文/島下泰久 Yasuhisa Shimashita

サステナ主宰
モータージャーナリスト
2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

1972年神奈川県生まれ。燃料電池自動車や電気自動車などの先進環境技術、そして自動運転技術を中心に、走行性能、ブランド論までクルマを取り巻くあらゆる事象をカバー。自動車専門、ライフスタイル系などのwebメディアをはじめ、専門誌、一般誌、ファッション誌などの雑誌に精力的に寄稿している。また並行して講演活動、テレビ、ラジオなどへの出演も行なう。
海外モーターショー取材、海外メーカー国際試乗会へも頻繁に参加しており、年間渡航回数は20回を超える。 2011年6月発行の2011年版より、徳大寺有恒氏との共著として「間違いだらけのクルマ選び」の執筆に加わる。2016年版より単独での執筆になり今に至る。最新刊は「2018年版 間違いだらけのクルマ選び」。
2016年にサステナをオープン。主筆として一般自動車専門誌、webサイトとは違った角度から、未来のクルマと社会を考察中。

サステナ(SUSTAINA)とは?

まっすぐおもう、未来のコト。 モータージャーナリスト島下泰久氏が主宰を務める、「クルマが目指す未来」を主軸に先進環境技術やそれを取り巻く社会の変化など、あらゆる事象を追うウェブメディア。

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