>> この記事の先頭に戻る

ラフティングを楽しむ

自然を相手にするスポーツはもどかしさがまた面白い

翌朝「あそび屋」のスタッフと合流し、用意されていたヘルメットやライフベストを着込んでスタート地点へと向かう。ボートはヒッチで引っ張っていくようだ。スタート地点で簡単なレクチャーを受け、いよいよ漕ぎ出す。といっても基本的には流れにのって下流に向かうため、漕ぎ続ける必要はない。転覆したら危ない場所や流れが急で技術が求められる箇所があった場合のみ、ガイドの合図に合わせて漕ぐことがほとんど。あとは流れに身を任せ、水しぶきや景色、スピード感を楽しめばいい。ボートの動きは端から見ているより激しい。前が持ち上がると見えるのは空。結構怖い。そして全身ずぶ濡れにもなる。でもこれは楽しい。前回の気球もそうだったが、自分でコントロールできる乗り物にばかり乗っているせいか、自然の力に身を任せる乗り物の、思い通りにいかない「怖さ」にテンションが上がる。今回もまたプライベートで遊びたくなるアクティビティを見つけてしまった感じだ。

時間にして1時間程度なので、体力的にも全然問題ない。むしろもっと長く楽しみたいと思った。撮影もあるので断念したが、午前にスタートしてお昼を挟んで午後まで楽しめるコースもあるので、個人的にはそちらを強くお勧めしたい。

長良川でラフティングを楽しめる会社は10以上あるという。どこも時間や費用などに差はないそうだ。だったら楽しさにどこで差がでるか。それはガイドの人の能力次第なのではないだろうか? 参加者の年代や雰囲気に合わせて、川下りだけでなく準備や移動時間も楽しんでもらえるように工夫をする。今回お世話になった「あそび屋」は盛り上げ方がとても上手で、素晴らしい時間を我々に提供してくれた。最後はお手本として川に飛び込んでもくれた。素敵な時間を過ごすには、素敵な場所、遊び、そして「人」も重要なのだなと、しみじみと感じた。

  1. 2
3
LINE
SmartNews
ビジネスの装いルール完全BOOK
星のや
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
pagetop