販売台数2倍を目指すランボルギーニの切り札
スーパーカーブランドとして名高いランボルギーニ。同ブランドが販売するアヴェンタドールやウラカンのように、いかにもスーパーカー然としたスタイルの新型SUV、ウルスが登場した。
ウルスが発表されたのは2017年12月のこと。イタリア、サンターガタ・ボロニェーゼのランボルギーニ本社で行われたワールドプレミアには、イタリア首相のパオロ・ジェンティローニ氏も参加するなど盛大なものだった。その2カ月後の2月6日。遂に日本への上陸を果たした。
東京・六本木の泉ガーデンギャラリーで行われたジャパン プレミア。ステファノ・ドメニカリCEOや研究・開発部門のトップであるマウリツィオ・レッジャーニ氏といったランボルギーニの主要メンバーが姿を揃え、日本市場への期待の高さがうかがえるものだった。
「世界第2のマーケットに成長した日本での成功は、我々に誇りをもたらすとともに、スーパー・スポーツカーを製造する責任感を与えてくれます。私たちは常にお客様のことを考えており、ウルスの導入により、日本でかつてない成功を収めることができると期待しています」
ステファノ・ドメニカリCEOが語るように、日本市場はランボルギーニにとって世界で2番目に売れているマーケット(第1位はアメリカ)。今後2年間で世界販売台数を2倍にすることを表明したランボルギーニにとって欠かせない存在なのだ。
さらに、SUVは今もっともセールスが期待できるカテゴリーだ。たとえばスポーツカーの代表格である911を擁するポルシェですら、主力モデルはSUVのカイエンとマカン。スーパーカーブランドであるランボルギーニでも、SUVであるウルスにかける期待は大きいといえる。