BMWの最新プラグイン・ハイブリッドカーにクルマ担当が乗る【BMW 330e 試乗記】

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田上雅人（時計・クルマ・美容担当）

BMWの最新プラグイン・ハイブリッドカー、330eは緑豊かな自然の中を走らせるにはもってこいの新世代カー。週末、都内を出て軽井沢までクルマを走らせてきました。

まず、乗ってみて驚いたのがその静寂性。エレガントで静かな走り出し。巨大なバッテリーを積んでいる分、車体は重そうだし、走りはどうなの！？と思いましたが、いやいやさすがはBMW、モーターだけでも十分パワーのある走り。デフォルトの「オートeモード」エンジンとモーターの切り替えが本当にスムーズなのもいい。エンジンは4気筒なので、通常の3シリーズと変わらないわけで、そのあたり、単に静かなハイブリッドカーに終わらない、躍動感があります！

電気モーターというと、気になるのが充電ですが、走行中のエンジンとブレーキ時の発電によって、充電されるので実は充電が尽きるという心配もなし。走行モードにもよりますが、電気とディーゼルとを効率的に使い分けて、多分、燃費は35キロ/ℓくらい!?　走りが楽しいうえに燃費も良いとくれば、ロングドライブだって楽しくなります。

また、高速道路では、ACC（アクティブクルーズコントロール）機能を活用すれば、前を走るクルマとの車間距離を自動で調整してくれるので、ストップ＆ゴーを繰り返す渋滞の多い8月の関越道でもストレスフリーなドライブが楽しめました。

ちなみに、近場であれば電気だけでも十分に走行可能。余計なガソリンを消費することもありません。しかも最新の技術が詰まったハイブリッドカーにもかかわらず、500万円台というプレミアム・セダンにしては決して高くない価格設定がまた魅力的。環境にもお財布にもエコなカーライフを送りたいというファミリー層にもぴったりな1台でしょう。