“これは絶対名作になる!”というヒット確実な名作の”たまご”たちを編集部員が徹底討論。
配色と織りの独創性が初夏の装いのチャームに
名門とのコラボシリーズがよりシャープな形に進化
田上 実はハンチングが似合わないんですよ。最近は日本人の頭型や顔型を意識したものも増えましたが、僕がかぶると生地が余って頭が大きく見えてしまい……。
伊澤 顔が小さいことを暗に自慢してない? そんなキミでもこのカシラの新作なら大丈夫。定番モデルは日本人に合う、丸みを帯びた形だけど、そこから両サイドと後ろのふくらみを削って、若干細身に仕上げているんだ。
田上 本当だ。いつになくシャープで大人っぽく決まった感じです。この生地もいいな。夏向けの清涼なタッチもさることながら、配色や織りの妙で表情がとても豊か。
伊澤 なにせ名門スキャバルの生地だから。ちなみにカシラとスキャバルのコラボは’14年春夏から毎シーズン展開。今回は世界一美しい海岸と言われるイタリアの「アマルフィ」の名を冠したコレクションの生地を使用してるんだ。
田上 夏場の軽装の物足りなさを補うのに格好のアイテム。今年はいよいよハンチングデビューかな。
話したのはこの2人
伊澤一臣(ファッション担当) Tシャツ+デニムのような軽装にハンチングの合わせが好き。
田上雅人(時計・クルマ担当) 帽子のお洒落を楽しんでいるほうだが、ハンチングだけ苦手。
Brand Story CA4LA(カシラ)
1997年、東京・原宿で帽子のセレクト店として創業。やがて純日本製にこだわったオリジナルも展開し、日本の帽子トレンドを牽引。
お問い合わせ先
CA4LA ショールーム
TEL:03-5775-3433
[MEN’S EX 2018年6月号の記事を再構成]
撮影/若林武志 スタイリング/宮崎 司(CODE) 文/吉田 巌(十万馬力)