AtoZで斬る! 旬なKEYWORDで徹底解説
新作ウォッチ2026
今、選ぶべきタイムピースとは? 2026年4月に開催された新作エキシビションWatches & Wonders Geneva 2026を軸に同時期に発表された新作から注目作を選び出し、アルファベット順にキーワードを設定して徹底検証。タイムピースの A to Z を読み解く‼
【S】Smaller Case
進む名作の小径化
2025年から小径化の波が次々と押し寄せ、2026年は「ここまで来たか!!」というほどにダウンサイジングが進んできた。ヴィンテージテイストに対する人気の高まりも、この動きを加速させた。適性サイズは歓迎したいが、これまでの経験からすると、この流れはそろそろ底を打ってリバウンド期が訪れるかも。そんな予兆もチラホラ。一方、ユニセックス化も進んできて、例えば30mm前後のモデルも、デザインやテイスト次第で、性別を問わず選べる雰囲気も醸成されつつある。
八角形の美学を、37mmに凝縮
BVLGARI(ブルガリ)
“フィニッシモ”は、イタリア語で“非常に薄い”の意。薄型時計「オクト フィニッシモ」が、その造形美を保ったまま37mmへと小径化された。古代ローマ建築に着想を得た八角形ケースや一体型ブレスレットの造形はそのままに、現代にふさわしいプロポーションへと再構築。サテンポリッシュ加工を施したチタン外装は、約65gという軽さと上質な光沢を両立する。新開発のCal.BVF100は、マイクロローターを備えながら約72時間駆動を実現。2026年9月発売予定。自動巻き。チタンケース&ブレスレット。ケース径37mm。30m防水。270万6000円(ブルガリ・ジャパン)
小径化で際立つ引き算の美学
H.Moser & Cie(H.モーザー)
これまでケース径40mm前後が主流だった「ストリームライナー」に加わった、性別を問わず手元に軽やかに収まる2針モデル。流れるようなラインを描く一体型ブレスレットとクッション型ケースの造形はそのままに、28.3mmと34.2mmの2サイズで展開する。一切のロゴやインデックスを省いたフュメダイヤルには、いずれも手作業によるフロスト仕上げを施す。28.3mmはバーガンディ、34.2mmはシルバーを採用し、H.モーザーらしい引き算の美学をサイズ違いで表現している。自動巻き。SSケース&ブレスレット。ケース径28.3mm/34.2mm。12気圧防水。各469万7000円(H.モーザージャパン)
手元で華やぐ23mmロイヤル オーク
AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)
現行コレクション最小サイズとなるケース径23mmモデルに新作が登場。八角形ベゼルや一体型ブレスレットという「ロイヤル オーク」の象徴的な造形はそのままに、装飾性を高め、よりジュエリー感覚で楽しめる一本となった。18Kイエローゴールドのケース&ブレスレットと、虹色の輝きが美しいホワイトマザーオブパール文字盤が、手元を華やかに彩る。文字盤には蓄光加工を施したロイヤル オーク針とアワーマーカーを配し、電池寿命7年以上のクォーツCal.2730を搭載。18KYGケース&ブレスレット。ケース径23mm。5気圧防水。528万円(オーデマ ピゲ ジャパン)
[MEN’S EX Summer 2026の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
※表示価格は税込み





