HEVとBEVを設定し、電動ラグジュアリーセダンを再定義
レクサスは2026年6月、新型「ES」を発売した。1989年にフラッグシップセダンLSとともに誕生して以来、静粛性や快適性、広い室内空間を特徴としてきたブランドの基幹モデルが、8代目へとフルモデルチェンジを果たした。なお、新型は2025年の上海モーターショーで世界初公開され、LEXUSの次世代電動車ラインアップの先陣を切る存在として日本市場に導入される。
レクサスが掲げる次世代電動車ラインアップの先陣を切って開発された新型ES。商品テーマに「DISCOVER CONFIDENCE」を掲げ、歴代ESが培ってきた快適な移動体験を継承しつつ、電動化時代にふさわしい走行性能と上質さを追求している。パワートレインはHEVとBEVを用意し、マルチパスウェイ戦略を体現するモデルとして位置づけられる。
デザインでは、次世代BEVのデザインテーマ「Provocative Simplicity」に着想を得た新しいレクサスデザインを採用。全長5140mm、ホイールベース2950mmへと拡大されたボディは、セダンらしい美しいプロポーションと後席空間のゆとりを両立する。新世代スピンドルボディや「ツインLシグネチャーランプ」、リアの一文字ランプなども特徴で、電動化時代のレクサスらしさを視覚的に表現した。
インテリアでは、世界初となる「レスポンシブヒドゥンスイッチ」を採用。通常時は内装に溶け込み、手を近づけると操作アイコンが現れる仕組みで、機能性と上質なデザインを両立する。また、竹の表情と面発光技術を融合した「バンブーレイヤリング」や、6つの世界観を演出するイルミネーションなど、感性に訴える装備も盛り込まれた。さらにBEVのES350eには、オットマンやリクライニング機能を備える「Rr Comfort package」も設定される。
走りの面では、刷新されたGA-Kプラットフォームを採用し、ES初のマルチリンク式リアサスペンションやDRS(Dynamic Rear Steering)を導入。静粛性と乗り心地を磨きながら、ドライバーの意図に忠実な操縦性を追求した。
ラインアップは、2.5リッターハイブリッドを搭載するES350hに加え、BEVのES350eとES500eを設定。ES350eは最大670km、ES500eは636kmの航続距離を確保し、150kW急速充電にも対応する。ES500eには四輪駆動システム「DIRECT4」も採用される。
セダン市場が縮小傾向にあるなかでの全面刷新。快適性や静粛性といった伝統的価値を守りながら、電動化技術と新たなラグジュアリー表現を融合した新型ESは、次世代レクサスの方向性を示す重要な一台といえるだろう。
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