MINI×DEUS EX MACHINAが描き出す電動ライフスタイル
単なる移動するためのプロダクトを超え、クルマをライフスタイルの象徴へ。そんなコンセプトモデルが日本で初公開された。MINIとオーストラリア発のライフスタイルブランド、DEUS EX MACHINA(デウス・エクス・マキナ)のコラボレーションによって生まれた「The Skeg(ザ・スケッグ)」である。
このモデルは2025年にドイツ・ミュンヘンで開催されたIAA Mobility 2025で世界初公開されたショーカーであり、今回、東京・墨田区の「Deus Ex Machina Asakusa」にて特別展示が行われた。日本で実車が披露されたのはこれが初めてとなる。
The Skegは、MINIの高性能モデル「John Cooper Works」をベースとする電動コンセプトカーだ。DEUSが培ってきたサーフカルチャーやクラフト文化をモチーフに、ミニマリズムと機能美を融合させた独自の世界観を表現している。海辺の空気、潮風、そしてサーフボードの素材感。そういったビーチライフのエッセンスをモビリティへと昇華させた存在だ。
エクステリアは鮮やかなイエローとシルバーのボディカラーを基調とし、ワイドフェンダーやルーフスポイラー、発光式フロントグリルなどによってスポーティな存在感を強調。さらに半透明のファイバーグラスパネルを採用することで軽量化と空力性能の向上を図るなど、デザインと機能の両面で実験的な試みが盛り込まれている。
特に印象的なのがリアに備わる「Flex Tip Surf Spoiler」だ。サーフボードのフィンや波の流れから着想を得たこのスポイラーは、空気の流れを受けて揚力を生み出す構造となっており、サーフカルチャーの造形思想をそのまま空力デザインへと転化している。
インテリアにもサーフ文化の要素が色濃く反映される。ダッシュボードにはサーフボード製造技術を応用したファイバーグラス素材を使用し、シートにはウェットスーツを思わせるネオプレン素材を採用。さらにウェットスーツを収納するためのトレイなども備えられ、まるで“移動するサーフショップ”のような空間が構築されている。
このプロジェクトは、MINIのレーシングヘリテージとDEUSのカスタム文化を結びつける試みでもある。IAA Mobilityでは、同時にもう一台のショーカー「The Machina」も公開されており、こちらは内燃機関を搭載するレーシング志向のモデル。海をテーマにした電動のThe Skegと、サーキットを象徴するMachinaという対照的な2台が、ひとつのクリエイティブプロジェクトとして提示された。
The Skegは量産を前提としたモデルではないが、その存在はMINIが描く電動時代のデザインと文化的価値を示している。波のリズムとともに走る電動MINI、想像以上に自由で魅力的なものかもしれない。
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