欧州路線が充実。ビジネスマンがターキッシュ エアラインズを選ぶ理由【ブダペスト編】

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出張の多いビジネスマンにとって、移動はただの手段ではない。目的地までにコンディションを整え、ビジネスで最大の結果を出すための時間でもある。ターキッシュ エアラインズ(旧トルコ航空)は2026年現在、全世界130カ国へ飛び世界一の就航国数を誇る。日本では成田空港、羽田空港、関西空港からともにイスタンブールを経由して、欧州120都市へと繋ぐ。今回、ハンガリー・ブダペスト、チェコ・プラハの出張に、ターキッシュ エアラインズを利用した。旅の可能性を大きく広げてくれた欧州フライト、ぜひ紹介したい。

>>欧州出張の最適解。ターキッシュ エアラインズでスマートなフライトを【プラハ編】はこちらから

あえてトランジットしたい理由がある

ターキッシュ エアラインズのロゴマーク。 世界中の目的地へ広く飛び続ける姿勢やグローバルなネットワークを象徴している。

中欧への直行便を就航する航空会社はもちろんあるが、あえてイスタンブールを経由するターキッシュ エアラインズを選んだ理由がある。日本からブダペストへは、成田空港を午前10時台に出発し、イスタンブールで乗り継ぎして現地時間19時台に到着。ホテルへ直行し睡眠をとれば、翌朝から万全の体調で仕事を開始できる。

そして、トルコは乗り継ぎの際に入境審査の要らない非シェンゲン圏。仮に乗り継ぎの空港でシェンゲン圏への入境検査を受ける場合、混雑具合によってはハラハラ焦ることも。乗り継ぎの時間に余裕があれば問題ないが、トランジットの時間や遅延によっては、入境審査がリスクとなる。今回の旅では、イスタンブール空港でのトランジットは約1時間、しかも超巨大ターミナルだったが、余裕をもってブダペスト行の便に搭乗することができた。

また、成田空港の第1ターミナルには、日本初のターキッシュ エアラインズのラウンジが2025年2月にオープン。トルコ料理を中心とした料理、ドリンクが並び、シャワールーム、VIPルームも備えている。利用した時は、国内外のビジネスマンを多く見かけた。出発前にメールを返したり、お酒を飲みながら打ち合わせをしたり、ビジネスにも充分な環境だ。

ラウンジ内には出来たてのトルコ風ピザ(ピデ)が食べられる専用窯が。
第1ターミナル南ウイング47番ゲート付近にあり、800㎡の面積で最大105名が利用可能。イスタンブール空港に次ぐ最大級の規模で、2026年には1500m2へ拡大される予定とのこと。

出張の束の間に訪れたい。静寂と美に包まれるブダペストの休日

ハンガリーの首都ブダペストは、ドナウ川を挟んでブダ地区(丘陵地)とペスト地区(平地)に分かれる世界遺産の街。「ドナウの真珠」と称される美しい景観、国会議事堂や王宮などの歴史的建造物、温泉、そしてカフェ文化……遠出をせずとも街を存分に満喫できるのもこの街の魅力だ。

ヨーロッパ最大の都市文化地区を目指す市民公園

ブダペストの中心地にあり、観光地、市民の憩いの場となっている市民公園。100ヘクタールと広大な公園内には多くの歴史的施設があり、現在、国を挙げての大規模な開発が進行している。リゲト・ブタペスト・プロジェクト———市立公園の包括的な開発を目指しており、公園の緑地やレクリエーション機能、そして数百年の歴史を持つ施設の改修や拡大を含んでいる。プロジェクト完了時には、150年もの年月をかけて開発されたヨーロッパ最大の文化地区のひとつとなる予定だ。

公園と建築を一体化させたランドスケープの民族学博物館

2022年に開館したブタペストの新しい民族学博物館は、ハンガリーの建築事務所ナプール・アーキテクトがデザインを手がけた。目を見張るのはダイナミックなラインを描く建物で、芝生に覆われた屋上は、ブダペスト市民公園を訪れる人々のための快適なコミュニティスペースとなっている。

約7,000m2の展示面積を誇る博物館としても卓越したスケール。ハンガリー国内だけでなく、世界各地から集められた25万点のアイテムを収蔵している。世界各地の文化や生活様式を展示し、伝統と現代を架橋する学術的な場としても評価されている。

藤本壮介設計の「ハンガリー音楽の家」

民俗学博物館と同じく2022年に完成したハンガリー音楽の家。手がけたのは大阪・関西万博の象徴、大屋根リングを手掛けた日本人建築家の藤本壮介。特筆すべきはユニークな外観。自然と構築環境との境界をなくし、訪れた人は建物に入ってもまだ公園を散策しているかのような感覚に。もちろん、デザインにも意味があり、内部構造は音を楽しむために緻密に設計されている。

樹木の葉をかたどった吊り天井は、千枚以上の装飾プレートが施され、自然の中にいるかのような感覚をさらに強めてくれる。日本人の活躍をブダペストで垣間見たい。

地下1階には常設展と企画展、そしてサウンドドームが設置され、公園階は舞台芸術のための施設となっている。

ヨーロッパ最大級の露天風呂でウェルネス体験

市民公園にあるまるで宮殿のような公衆浴場のセーチェーニ温泉。ヨーロッパ最大の温泉であり、その名は19世紀のハンガリーの革命期に活躍した貴族、セーチェーニ・イシュトヴァーンから名付けられた。1913年の開以来、2度の大幅な拡張工事が行なわれ、現在は3つの露天風呂と15の屋内風呂を擁している。設備の豪華さもさることながら、湯量もたっぷりで2つの源泉から湯が沸いているという。

男女混浴で、比較的年齢層が高い印象。水着姿の70代前後の男女が浮き輪に身体を預けて浮かぶ光景はユニークだ。ちなみに、日本ほど熱い湯は好まれず、浴槽の湯温は平均35度とぬるめ。長湯してものぼせることはなさそうだ。

料金は曜日により異なり、スタンダードなロッカー付きで平日10,500ハンガリーフォリント(約5200円)~。現地窓口やオンラインで事前購入ができる。

ハンガリーの伯爵が私財を投じてブダとペストを結んだ橋

ブダペストの名所といえば、ドナウ川に架かるセーチェーニ鎖橋。ブダ地区(丘陵地)とペスト地区(平地)を結ぶ、全長375メートルの吊り橋だ。名前の由来は、セーチェーニ・イシュトヴァーン伯爵。橋が完成する1849年まで、両間の移動は船の上に橋を渡す舟橋、または凍った川を歩くしかなかったが、伯爵が私財を投じ橋を架けることで、ブダとペストを連結。ブダペストの交通・経済を発展に貢献した。19世紀の独立戦争や第2次世界大戦で破壊したが、1949年に市民らの手でみごと再建。ブダペスト市内に架かる9本の橋の中で最も美しいといわれている。

冬の澄んだ空気、ドナウ川のゆるやかな流れは、ブダペストの静けさをより際立たせる。早朝はジョギングをする市民も多く、歩いても片道7~8分。観光客にも気分転換しやすいウォーキングコースだ。

由緒を纏うアドレス、フォーシーズンズホテルグレシャムパレス ブダペスト

今回の旅で、ブダペストを訪れる目的がもうひとつ増えた。「ホテル滞在そのものを楽しむ」という歓びを知ってしまったのだ。フォーシーズンズホテル グレシャムパレス ブダペストは、セーチェーニ鎖橋の正面に堂々とたたずむ5つ星ホテル。2025年にハンガリー初となるミシュラン2キーを獲得した。1906年築の歴史的建造物(旧グレシャム宮殿)を改装した、生粋のブダペスト・アールヌーヴォー建築は気品に満ち、その建築美もさることながら、インテリアはクラシックな趣とはいえ意外なほどモダンで洗練されている。

客室は179室、スイート19室。ジムやプール、サウナも備え、旅の合間に心身を整えられる。朝食は1階のレストランで。ドナウ川のパノラマを眺めながら、地元ハンガリーの食材を使用したメニューを楽しめる。新鮮なペストリーや伝統料理が揃い、美食家の胃袋を満足させる食も充実。ビジネスや観光はもちろん、お籠り滞在にもその実力を遺憾なく発揮してくれる懐の深さはさすがだ。

フォアグラが主役のオムレツを朝からいただくのも旅の贅沢?食べた分は、ホテル内にある最新設備のジム、温水プールで消費すればいい(笑)

2022年に大規模改修を終えたハンガリー国立歌劇場

ブダペストのオペラ文化の中心であり、ハンガリーで最も重要な音楽劇場の一つ。建物自体は19世紀末に建設され、バロックとルネサンス様式が融合した華麗な外観を誇る。1884年に開館し、数々の有名なオペラやバレエの公演が行われてきた。特に注目すべきは、その壮麗な内装で、豪華なシャンデリア、金箔装飾、そして細やかな彫刻が施されたホールは、訪れるだけでその美しさに圧倒される。劇場内の座席配置や音響設計も非常に優れており、完璧な音響効果を提供することで知られている。

天井にはカーロイ・ロッツによる神話的なフレスコ画と、約3トンもの重さを持つ巨大なシャンデリアが特徴的なネオ・ルネサンス様式の傑作。1261席の客席を照らす光と豪華な内装は、オリンポス山の神々を描いた天井画をより一層引き立てている。

ブダペスト最大の教会建築、聖イシュトヴァーン大聖堂

聖イシュトヴァーン大聖堂は、ハンガリー・ブダペストにあるカトリック教会で、1905年に完成。高さ96メートルのその姿はハンガリー国会議事堂と並び、ブダペストで最も高い建物の一つとして目を引く。建築様式は新古典主義で、堅牢さと優雅さが見事に調和。特に注目すべきは、正面にそびえる二つの鐘楼で、右側の鐘楼にはハンガリー最大の9トンの鐘が吊るされている。この鐘の音色は、大聖堂の壮麗さを一層際立たせている(写真がないのはご了承下さい!)

冬の時期、聖イシュトヴァーン大聖堂の前では、ブダペスト最大級のクリスマスマーケットが開催される。華やかなイルミネーションの広場では、伝統的なハンガリーの工芸品や手作りの装飾品、温かいホットワインやグリューワインが並び、寒さを忘れさせてくれる。パピカシュと呼ばれるハンガリー風のスパイシーなソーセージや、甘い揚げパンのラングシュが人気。

フォアグラ、トカイワイン、カフェ文化……ブダペストの美食事情

トカイワイン(ハンガリー産)は世界三大貴腐ワインの1つで、ハチミツやドライフルーツのような非常に濃厚で上品な甘さが特徴。価格は数百円のカジュアルなものから、高級なアスー(Aszú)5〜6プットニョシュ(約5,000円〜2万円以上)まで幅広く、熟成度によって甘さと価格が上がる。写真は最高級の6プットニョシュ。

ブダペストは、歴史と文化が交錯する美食の街。ハンガリー料理は、豊かな味わいと深い歴史が感じられる料理が特徴だ。まず、トカイワインはハンガリーを代表する白ワインで、特に甘口のトカイ・アスーは世界的に有名。標高の高いトカイ地方で栽培されるぶどうを使用し、その独特な甘さと深みが多くのワイン愛好者を魅了している。

スプーン・ザ・ボートレストランは、ブダペストのダニューブ川に浮かぶユニークなレストラン。実際の船を改装した建物内で食事を楽しめ、ハンガリーの伝統的な料理を基盤に創作メニューが豊富で、肉料理や魚料理がいただける。夜のライトアップカジュアルな会食に利用しやすい。

ハンガリーといえばフォアグラも有名。ゲド(Szeged)やデブレツェン(Debrecen)など、フォアグラの生産が盛んな地域がある。こちらはハンガリー観光庁の方が教えてくれたフォアグラのパテの瓶詰。高級スーパーや土産店で購入できる。

また、ブダペストのカフェ文化も見逃せない。19世紀の終わりから20世紀初頭にかけて、ウィーンやパリのカフェと並ぶ文化的な拠点として栄えた。代表的なカフェ「パリシ・パサージュ・カフェ & レストラン」は、パリ通りの美しいアーケード内に位置し、19世紀のアール・ヌーヴォー装飾建築様式が特徴。モザイクやステンドグラスであしらわれた壮麗な吹き抜け空間、ハンガリーの伝統的スイーツを目当てに訪れる観光客で行列必至だが、ホテルのラウンジさながらの広い店内は、商談や打ち合わせで利用するビジネスマンもいた。

ケーキひとつ3400 ハンガリーフォリント(約1650円)。

ここではいま気になるおすすめのスポットをダイジェストで紹介したが、欲張らずに1~2か所をじっくり巡る贅沢な時間もいい。そしてブダペストを楽しんだら次の目的地、チェコ・プラハへ。

>>欧州出張の最適解。ターキッシュ エアラインズでスマートなフライトを【プラハ編】はこちらから

ルービックキューブがハンガリーで生まれってご存知ですか?1974年にハンガリーの建築学者エルノー・ルービック氏が3次元幾何学の教育用として考案し、後にマジックキューブとして発売された。世界展開と共に現名称へ変更。

取材協力/ターキッシュ エアラインズ、Visit Hungary
Text/Mayumi Urayama(MEN’S EX)

2025

VOL.348

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