都市の品格と自然への憧憬をつなぐ北欧流コンパクトクロスオーバー

ボルボは、コンパクトEV「EX30」をベースにしたクロスオーバーモデル「EX30 クロスカントリー（Cross Country）」を8月21日より発売。都市での快適な移動から週末のアウトドア・アクティビティまでをシームレスにつなぐ、プレミアムEVの新たな提案だ。日本導入はEX30 ウルトラ ツインモーター パフォマンス（649万円）の1グレードのみとなる。

エクステリアは、フロントとテールゲートにマットブラックを配し、スウェーデン最高峰ケブネカイセ山脈の地形図をモチーフにした専用アートワークを刻印。リアの「CROSS COUNTRY」ロゴやマットグラファイト仕上げの専用19インチホイールが精悍さを際立たせる一方、シルエットは都会的な洗練を漂わせる。ルーフバスケットやオールテレーンタイヤなどの純正アクセサリーも用意され、用途に応じてさらに冒険仕様へと進化させられる。

インテリアは北欧の松林をイメージした「パイン」テーマを採用。ウールとリサイクルポリエステルを組み合わせたシートや、再生可能素材フラックスを用いたデコパネルなど、環境配慮と贅沢な質感を両立した仕立てが印象的だ。また、先進安全技術に加え、Google搭載インフォテインメントを標準装備。

パワートレーンは前後モーターによるAWD仕様。フロント115kW（156ps）／200Nm、リア200kW（272ps）／343Nmを発揮し、状況に応じてトルクを最適に配分。最低地上高はベースモデル比＋20mmの195mmとし、専用サスペンションと合わせて快適性と走破性を高めた。容量69kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載し、一充電航続距離は最大500kmを確保している。

EX30 Cross Countryは、都市と自然を自在に行き来する現代的なラグジュアリーEVクロスオーバーとして、その姿を表した。