四半世紀にわたり、現代で最も先鋭的な感性を持つアーティストやクリエイターとのコラボレーションを展開してきたドン ペリニヨン。カール・ラガーフェルドに始まりレニー・クラヴィッツからレディー・ガガへ続く流れ、そして2010年のアンディ・ウォーホルへのトリビュートから、2013年ジェフ・クーンズとのコラボレーションへと至るドン ペリニヨンのポップアートにかける情熱は2024年、ジャン=ミシェル・バスキアへのトリビュートに結実した。

最も象徴的かつ力強い芸術表現を生み出した夭折の天才アーティスト、ジャン=ミシェル・バスキアへのトリビュートとしてドン ペリニヨンが選んだのは、1983年に発表されたバスキアの作品「IN ITALIAN」。「ドン ペリニヨン ヴィンテージ 2015 トリビュート・トゥ・バスキア コレクション」は3種のボックスからなるシリーズで、バスキアの作品「IN ITALIAN」の一部がそれぞれにあしらわれたボックスを組み合わせることで一枚の絵画が完成するユニークなデザインとなっている。

ドン ペリニヨンによるバスキアへのトリビュートの背景には、両者の共通項を語る重要な鍵として“アッサンブラージュ”（ブレンド）の創造的プロセスがある。ドン ペリニヨンにとってアッサンブラージュとはシャンパーニュ造りにおける神髄であり、異なる畑や品種のブドウをかけ合わせることで、多様性や豊かさ、ヴィンテージの独自性、さらにドン ペリニヨン特有のパラドックスを生み出している。

バスキアの「IN ITALIAN」では、図や単語、数字、記号が多用され、アッサンブラージュされたさまざまなモチーフやグラフィティーが豊かに連動して複雑な感情を読み解く手がかりとなり、ドン ペリニヨン同様にアッサンブラージュが美的体験の鍵となっているのだ。

セレクションとアッサンブラージュ、精密さと即興性、職人の匠そして予測不可能な要素。双方に共通するこの二面性はフランス文化が生み出す卓越性の源泉でもある。「伝統には絶えず新しい挑戦が必要。あらゆる制約を価値ある挑戦と捉え楽しむべき」とするドン ペリニヨンの信念は、バスキアの画期的かつ実験的な芸術手法と共鳴する。

バスキアもまた、さまざまな文化と邂逅が出来るフランス滞在を愛し楽しんだとされる。アーティストが世を去った今、「IN ITALIAN」という作品の真の意味の理解はなされないものの、作中にはバスキアとドン ペリニヨンが共有するビジョンとパッションが宿っているのだ。バスキアが追求したのは、傑作ではなく表現力であり、ドン ペリニヨンもまた、唯一無二のヴィンテージシャンパーニュの創造を通じ、世界をさらなる高みへ引き上げ、インスパイアすることを使命としているのだ。

共通する世界観を具現化したポップアップストアが大阪に期間限定で登場

阪急うめだ本店 1 階コトコトステージ11にて12月25日から7日間限定で 「ドン ペリニヨン × ジャン＝ミシェル・バスキア ポップアップストア」が開催される。ドン ペリニヨンのシンボルであるシールド（盾）、そしてバスキアのシグネチャーである王冠が出迎えるポップアップストアは、3 種類の限定ギフトボックスと写真が撮れる特設ブースなど、今回のコラボレーションの世界観を体験できる空間となっている。

また、会場でこの限定ギフトボックスを購入した方には、ポップアップ限定デザインのギフトバッグがプレゼントされる。（特典は先着順。数量限定）。

バスキアとドン ペリニヨンの共通する世界観をぜひとも体感してほしい。