【加藤綾子さん連載】「自慢は友人がいないことです」カレーハウスCoCo壱番屋 創業者 宗次德二さん

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多くの個を束ね、組織を成功に導いている一流のトップには、どんな思考があるか?会社のマネジメントにも役立つ”ヒント”を、カトパンことフリーアナウンサーの加藤綾子さんがそっと探り、お届けする。

第19回 カレーハウスCoCo壱番屋 創業者 宗次德二さん[前編]

加藤 綾子さん、宗次德二さん
加藤さん衣装:ワンピース13万円/ポール カ(アオイ) ピアス2万4000円/パンドラ(パンドラ ジュエリー ジャパン カスタマーサービス) リング6万2000円/アガット(アガット) 靴8万9000円/ジミー チュウ(ジミー チュウ)

※最後に加藤綾子さんのスペシャルフォトギャラリー付き!

Profile
加藤綾子 Ayako Kato
1985年生まれ。2008年フジテレビ入社、看板アナウンサーとして活躍。’16年、フリーアナウンサーとなり女優業もこなす。現在は『ホンマでっか!? TV』(CX)にレギュラー出演するほか、報道番組『Live News it!』(CX)のメインキャスターを務める。新著の『会話は、とぎれていい—愛される48のヒント』(文響社刊)も好評発売中。

宗次德二 Tokuji Munetsugu
1948年生まれ。’74年に喫茶店「バッカス」を開業。’78年に愛知県清須市に「カレーハウスCoCo壱番屋」を開店、’82年に壱番屋を設立し、代表取締役に就任。2002年に経営から退き、’03年にNPO法人イエロー・エンジェルを創設し、理事長に就任。ストラディバリウスを始め多くの名器を所有し、そのすべてを演奏家に貸与している。

「アフターファイブの貴重な時間やお金と体力も、常に社員やお客様のために使いたかった。だから、自慢は友人がいないことです(笑)」
(宗次德二さん)

経営者はよそ見をしないで一生懸命にやるだけ

加藤宗次さんは「カレーハウスCoCo壱番屋」の創業者でいらっしゃいますが、53歳の若さで後継者に潔くバトンを渡されて、今はNPO法人イエロー・エンジェルの代表として、名古屋に私財を投じて建設したクラシック音楽専用「宗次ホール」を運営されていることでも有名ですね。

宗次社長を退いた段階で会社も二部上場していて、個人資産もたくさんいただいたので、自分はそのお金を全て使って社会貢献をするエンジェルになろうと思い「イエロー・エンジェル」と名付けました。今朝も4時半に起き、ひと仕事して、名古屋から来ました。

加藤それは早起きですね!ひと仕事とは?

宗次4時半の起床は日課なんですよ。ホールの周辺を掃除して、自分で買って来て植えた花壇の手入れをする。掃除はホールができてから12年続けていて、今はボランティアもやってくれるようになりました。ココイチ時代も毎朝、本社の周辺を掃除していましたね。

加藤掃除をしないと気持ちがシャキッとしないんでしょうか?

宗次一番は地元にもお返ししたいという気持ちからです。花壇は当初、雑草を抜いているだけだったんですが、新たな花を植えるようになって、今では名古屋広小路通りというメインストリートの中央分離帯に413メートル、真っ黄色の花々を植えています。

加藤ココイチのテーマカラーでもある黄色にこだわってらっしゃるんですね(笑)。

宗次どうせ植えるんだったらと(笑)。ちなみに今日の黄色のネクタイは500円で、スーツと靴を入れても3万円くらいです。

加藤宗次さんが着てらっしゃると、そうは見えないです!

宗次ブランド品もいただくことはあっても、自分で買ったことはないんじゃないかな(笑)。ファッションには本当に興味がなくて。

2024

VOL.341

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