MEN'S EX編集長・金森が感じる「スーツ選びの多様化」とは?【最新スーツ座談会】

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スーツスタイルを仕事に、人生にどう活かすかは、一人一人の働き方や自己プロデュースのあり方によって大きく違う。スーツスタイルに"普遍"はあれど、スーツの選び方に絶対の正解はないのだ。着る人を魅力的な人物に見せる服=スーツを、アナタの"これから"にどう、上手に役立てるか?ここではその術を様々な目線から、明らかにしていこう。

"相手に敬意を払う服"であることをベースにうまくパーソナライズするのが大事かと(金森)

スーツ多様化の時代こそ節度を大切にすべき

金森 先ほど山浦さんから"スーツ需要の二極化"の話を伺いましたが、私が最近思うのは、働き方の変化によって、スーツを選ぶベクトルが多様化しているということです。

山浦 それはありますね。三越伊勢丹にいらっしゃるお客様も、職種や働き方は本当に様々です。

金森 脱スーツデーや、スポーツ庁のFUN+WALKなど新しい仕事服を奨励する動きもあるなか、今や洗える、伸びるなど快適志向のスーツを否定することはできないと考えています。

中村 かつてスーツスタイルには、多くのステレオタイプがありました。シャツタイの合わせ方やTPO別の装い方、ビジネスはこれを着るべき......とか。でも、今はそんな旧来のステレオタイプが段々と消えて行っている時代だと思いますね。

森岡 我々の世代は「〜ねばならぬ」でファッションを学んできました。でも、今はそうじゃないんですよね。イタリアの服にアメリカやイギリスのテイストをミックスするのが旬だったりもしますし。その意味では、スーツはこれからもっと楽しくなりそうです。

中村 ただ、もちろん何でもOKというわけではない。匙加減が重要ですね。

金森 そのとおりですね。仕事着としてのスーツだって、いくらドレスコードが緩くなっても、休日服との線引きは重要です。仕事のスーツは"相手に敬意を払う"ために着るもの。それをベースにしつつ、あとは働き方や場面に応じて、クラシックなスーツでキリッと決めるのか、機能スーツで快適に仕事するのかを選択すればいいのではないでしょうか。"パーソナライズ"が時代のキーワードだと聞きますが、しっかり基準を持ったうえで自分に最適な一着を選ぶことこそ、スーツのパーソナライズだと思っています。

山浦 そうですね。だからこそ、本格スーツもイージースーツも、今の時代には等しく必要だということでしょう。

金森 ただM.E.としては、イージー派の人も一度は、体に沿った上質なスーツを着てみて欲しいとは思います。

中村 仕立てのいいスーツとそうでないスーツとでは、着心地がまるで違いますからね。きちんと作られたスーツはデスクワークしていても窮屈でないですし、動いてもラクなものです。

森岡 本格スーツには本格スーツの快適さというものがあります。それはジャージーのような着心地とは違いますが、シャキッと背筋が伸びるような、独特の心地よさがありますよね。それを全く知らないのはもったいない。

金森 仰るとおりです。"スーツ=窮屈"では決してないということは、声を大にしてお伝えしたいですね。

今日は何する?何着る?

365DAYS今日のVゾーン

2019年VOL.304月号

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