【加藤綾子/一流思考のヒント】「ケンゾー エステイト」辻本オーナーの経営論

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多くの個を束ね、組織を成功に導いている一流のトップには、どんな思考があるか?
会社のマネジメントにも役立つ”ヒント”を加藤綾子さんがそっと探り、お届けする。

第1回「ケンゾー エステイト」ワイナリー 代表取締役オーナー 辻本憲三さん[後編]

>>[前編]はこちら

加藤綾子さん

Profile
加藤綾子 Ayako Kato
1985年生まれ。2008年フジテレビ入社、看板アナウンサーとして活躍。2016年よりフリーアナウンサーになり、さらに活躍の場を広げている。著書に『あさえがお』(小学館)。

「社員を一生食べさせることができれば自分のことはどうでもよくなる。そのためには、数字を読むことが必要不可欠」
(辻本さん)

全て数字の中に問題を見つけ処理をする

加藤カプコンを世界的なブランドに成長させた一方で、ケンゾー エステイトも成功に導いた辻本さんが、経営において最も大切にしていることを教えてくださいますか?

辻本まずお金のことで人に頼ってはいけないということですね。それでこそ、しっかりとした計画性をもって経営ができる。親父に言えばなんぼでもお金を出してくれるとか、一万円札の印刷機でもあったらいいですけど(笑)。

加藤自分のお財布の範囲内であれば、自由を獲得できると。

辻本そうです。それと数字を見ると問題はすぐわかるということですかね。僕の資料には文章がないんです。売り上げがあって、原価があって、利益はいくらなのかだけを見て、問題がある箇所を早めに手直しする。それ以外のことは周囲に任せます。良いか悪いかを数字ではなく「この人は良いと言うが、あの人は悪いと言う」という基準で話し始めたら、きりがない。

加藤逆にテレビの世界は感覚的に物事を判断しがちなので、今まで数字を遠ざけて生きてきた自分を取り返したいです……(笑)。

辻本ただ、悪いことばっかり見つけてるんで、あまり仕事が楽しくないんですよ(笑)。

2024

VOL.341

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