ツウにおすすめしたいネイビー&グレー無地
仕立てのプロが惚れたスーツ生地
スーツ生地にはそれを纏う人のセンスが反映される。シンプルな無地こそ、生地の違いが如実に出るもの。仕立てのプロが選ぶスーツ生地を吟味したい。
ペコラ銀座の佐藤さんがロマンを感じるスーツ生地
【フィンテックス・オブ・ロンドンのボンド・ストリート】
「しっかりしているのに柔らかい、古き良き英国の味わい」──佐藤さん


「テーラーだった私の父が当時から大好きだった生地です。子どもの頃からこの生地のよさを聞かされて育ちました(笑)。特におすすめはこちらの濃紺の無地で、濃すぎない絶妙な色合いが、仕立て上がると格の違いを感じさせるのです。派手さはありませんが、大人がシーンを選ばず安心して愉しめる生地です。当店では一番売れる生地の一つになっています」
ペコラ銀座 佐藤 英明さん
1967年生まれ。テーラー家系3代目。イタリア仕立てを日本に伝えた先駆者。
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[MEN’S EX Spring 2025の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)