本格時計(ラグジュアリーウォッチ)とともに考える
社会貢献の新たなかたち
世界中の企業で“作る責任”が問われるなか、ラグジュアリーウォッチメゾンも本格時計と社会・環境問題とのかかわりについて真剣に考えています。文化の継承や途上国の産業支援、海洋保全などのさまざまな取り組みや、それによって生まれた時計をご紹介しよう。
Vacheron Constantin(ヴァシュロン・コンスタンタン)
美術館とのパートナーシップで芸術・文化・技術を継承
至高の域に達した技と、目を奪われるほどの美しさ。それは、世紀を超えて受け継がれた人間の叡智の結晶。「ヴァシュロン・コンスタンタン」はそんな理念のもと、芸術・文化・技術の“継承”を支援している。

2020年には、ルーヴル美術館をサポートするためのオークション「Bidfor the Louvre」に出展。落札者は美術館所蔵品から好きなものを選び、その作品を時計の文字盤にエナメルで再現するという驚きのプロジェクトを実施した。収益金はすべて、ルーヴル美術館の芸術啓蒙活動に寄付されている。


その後’23年にはニューヨークのメトロポリタン美術館、そして’24年には北京にある故宮博物館の教育機関、故宮学院とパートナーシップを締結。継承の力を未来につないでいるのだ。


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[MEN’S EX Spring 2025の記事を再構成]