EX(エグゼクティブ)の快適を究極に追求したクルマ4選
選び方のポイント
1. 圧倒的な存在感あるスタイリングであること
2. 豪華な装備のある居住空間(後席)であること
3. 極上の乗り心地で移動時が常に快適であること
後席をメインステージとして捉え、どんなシーンでもくつろげること、それと同時に仕事に集中できる環境であることがショーファードリブンカーの必須項目。もちろん移動が長時間にわたった時も疲労が最小限に抑えられることが大切。一方でエグゼクティブが乗るに相応しい存在感もほしいが、あくまでも上質な佇まいであることが不可欠といえよう。
ROLLS-ROYCE CULLINAN SERIES Ⅱ
ロールス・ロイス史上最も実用的なモデル
ロールス・ロイス初のSUVとして2018年に日本に導入。ロールス・ロイスの中で最も実用的で、万能なモデルと謳われている。2024今年8月にマイナーチェンジを受けてシリーズⅡへと進化。自ら運転しても楽しめるクルマとなっている。一方で観音式のドアを開くと現れる後席は、5名乗車仕様だけでなく4名乗車の左右独立シートも選択できる。後席後方に備えたガラスのパーティションはラゲッジスペースと空間を分け、静粛性向上に効果を発揮。4645万4040円~(ロールス・ロイス・モーターカーズ・コミュニケーションセンター)
MERCEDES-MAYBACH EQS SUV
SUV+電気という最新世代のショーファードリブンカー
先に紹介したGLS 600 4マチックと同じ、マイバッハブランドが放つショーファードリブンカー。こちらは電気自動車で、エンジン音がしないため、静粛性の高さは抜群。空力特性を最適化したフォルムによって風切り音も最小となっている。GLSと同様に後席はクーリングボックスを備えた左右独立式で、後席それぞれに格納式テーブルを用意。なお、一充電あたりの航続距離は640km(WLTC モード)を可能とし、移動手段としての実用性も十分に高いといえる。2790万円(メルセデスコール)。
TOYOTA CENTURY
サルーン作りの名手、トヨタの回答がSUV
2023年発表の最上級ショーファードリブンカー。サルーンタイプもあるが、このSUVタイプこそが本命。「“人中心”の思想で設計された、快適な移動時間を実現する室内空間」を謳い、フルリクライニング可能なリアシートを採用。乗降時はオート電動格納式ステップによってスムーズな乗降が可能。また、パワートレインに3.5L V6プラグインハイブリッドシステムを搭載し、日常は電気のみ、長距離の移動やいざという時にはHEVとして臨機応変に使い分けできる。2500万円(トヨタ自動車 お客様相談センター)
BENTLEY BENTAYGA EWB
快適性を求めるならロングホイースベース仕様を
今回紹介するなかでは最もドライバーズカーという側面が強いベンテイガ。圧倒的なまでのハイパフォーマンスと実用性を兼ね備えたモデルといえる。一方で後席の足元スペースを大幅に拡大したEWB(エクステンデッドホイールベース)仕様車をラインナップしており、快適性の面でも世界屈指。オプションのエアラインシート スペシフィケーションを選択すれば、後席にリクライニング機能が追加されるほか、シートクッションを微調整し続ける独自の姿勢調整機能が搭載される。2864万4000円~(ベントレーコール)
※表示価格は税込み