パーティ、フォーマル、公私のイベント etc.
このとき何着る!?　年末年始のトラッド＆ドレスコード

この時期すでに、パーティ、忘・新年会、フォーマルな式典など、公私とも予定が目白押しな読者の皆様は多いことだろう。そんなときにはたと困るのが、「何着ていく？」問題。会場や相手がカジュアルなら悩まないだろうが出席する会の趣旨や場が華やかだったりセレモニー的だったりすると（年末年始は多い）、いつものスーツでは無粋な上に、装いの知識もセンスもないと見られてしまう。そこで、大人の清潔感を保ちながらこの時期らしい華やかさを演出できるトラッドスタイルと、講師が語る現在のフォーマル事情といったドレスコード回りを大特集。是非ご一読あれ。

多幸感溢れる時期の大人のパーティスタイルで迷わない！
ホリデートラッドの作り方

クリスマスに忘年会、そして年が明けたら新年会と、一年で最もパーティシーンが多く思わず心躍る年末年始の季節。そんな多幸感あふれるシーズンを存分に楽しむための服装術として“ホリデートラッド”を提案したい。冬らしいムードを持つアイテムが多くかつ年相応の品格も打ち出せるトラディショナルな装いをベースに、肩の力を抜いた昼のシーンと艶っぽさも醸し出したい夜のシーンの2つのパーティスタイルを紹介する。

“キチッと、でもゆるっ”と見せたい会の
（昼）向け上品カジュアル

近年高い人気を博す、パリの伝説的なメゾンのヴィンテージジャケットに想を得たシャトー ルフセンのカジュアルジャケットを主軸にした着こなし。スタンドカラーでありながら、どこか上品な佇まいが特徴的だ。ランチタイムの気軽な会食にちょうどよく、カジュアルさとミドルエイジに相応しい品格を、どちらも損なわずに着こなすことができる。さらに、インナーにアーガイルチェックのニットを加えれば、ホリデームード漂う昼のパーティスタイルが完成する。

“キリリと、でもキラリ”と見せたい会の
（夜）向けエレガントスタイル

仕立てが良くしっかりとしたラペルが存在感を示すブリッラ ペル イル グストのテーラードジャケットは、夜のディナーパーティをイメージした、キリッと引き締まったエレガントな着こなしにぴったりだ。また、ウールにアルパカやシルクが混紡された紡毛生地が、冬らしい温かみを感じさせ、さらに上質素材による高級感も醸し出す。首元にはレガリアのシルクスカーフをひと巻きして、光沢感と幾何学柄のアクセントを加えることで、一層アダルトなムードが引き立つ。

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［MEN’S EX Winter 2025の記事を再構成］（スタッフクレジットは本誌に記載）
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