第4世代はウルトラ パフォーマンス ハイブリッドを搭載
英ベントレーモーターズは2024年9月10日に「初の4ドアスーパーカー」として新型フライングスパーを発表した。
新型モデルは、これまで20年近くにわたり究極のラグジュアリーセダンを代表してきたフライングスパーシリーズの第4世代にあたる。まずはハイパフォーマンスバージョンの「フライングスパー スピード」から登場した。
新型フライングスパーで注目したい点は、新パワートレインの「ウルトラ パフォーマンス ハイブリッド」を搭載していること。このパワートレインは600psを発生する4ℓ V8ツインターボエンジンと、190psの電動モーターを組み合わせたもので、システムとしての最高出力は782ps、最大トルク1000Nm(スポーツモード)を発揮。0-100km/hをわずか3.5秒で駆け抜けるパフォーマンスを備えている。
そしてEVモードを選べば最大76kmまで電動モーターだけで走行が可能(EUサイクル基準)。モーターのスペックは最高出力190ps、最大トルク450Nmと、十分にパワフルでストレスなく走行が可能。フル電動モードでの最高速度は140km/h、アクセル開度は最大75%まで対応している。
エクステリアデザインは先代のデザインを踏襲しているが、フライングスパー スピードには専用のフロントグリル、フロントバンパー、リアディフューザーを設定。力強く優雅なスタイルを作り出している。
広々としたキャビンはDinamicaとレザーの組み合わせでスポーティかつラグジュアリーな仕立て。ドアパネルには3Dレザーパネルを採用し、上質で優美な雰囲気としている。フロントシート、リアリートともに「Speed」エンブレムが刺繍され、特別感を演出。先代でも人気だったオプションのベントレー ローテーション ディスプレイは新型にも採用。12.3インチの高解像度ディスプレイ、3連アナログダイヤル、ウッドパネルという3つの面からチョイスできる。
従来通り、ベントレーのビスポークおよびコーチビルディング部門のマリナーによって自由にカスタマイズが可能。自分の好みに合わせたユニークなフライングスパーがオーダー可能となっている。