2022年に刊行された『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』の第2弾として、「複雑時計編」が発売となった。本書ではここ数年ブームが続いている複雑時計に絞って、その魅力的な機能や難解に動く「しくみ」を、とにかくわかりやすく解説。奥が深いさまざまな複雑機構のしくみをご紹介しよう。
時計の発展に貢献したキーパーソン
時計を作った重要人物
時を計る道具としての時計 ―― それは、人類の叡智が生み出した結晶でもある。日時計から始まり、振り子時計、懐中時計、腕時計、原子時計へと発展してきた時計の歴史の裏には、多くの偉人たちの存在があった。時計史に確かな足跡を残す偉人のプロフィールを紹介する。
ギュンター・ブルムライン【BLÜMLEIN, Günter】
(1943〜2001)

新生ランゲを復活させるなど多大なる業績を残す
ドイツ・ニュルンベルク生まれ。ユンハンスに従事した後、1982年にIWCとジャガー・ルクルトの親会社であるLMHグループの最高経営責任者となる。そこで彼は、IWCからダ・ヴィンチなどの複雑時計を次々と発表し、機械式時計復活に拍車をかけ、1990年にはドイツの古豪ランゲ&ゾーネを蘇らせた。2000年、LMHがリシュモン グループ傘下に入ったのを機に、同グループの高級時計ブランドを統括する責任者に就任。2001年に他界したが、彼が時計界に残した業績は大きい。
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『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ【複雑時計編】』
定価:2,420円(税込)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
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