傑作時計の肖像【パテック フィリップ】《後編》

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傑作時計の肖像
あえてカジュアルであくまで軽やかに

HOW TO STYLE

あえてカジュアルであくまで軽やかに
時計は前編と同じ。ジャケット18万9200円/サルトリオ(ストラスブルゴ カスタマーセンター) ニット2万7500円/モルガーノ、パンツ4万1800円/イガラシ トラウザーズ(以上ビームス ハウス 丸の内)

ラウンドシェイプの究極といえる「カラトラバ」ケースを採用した「5224」。もちろんスーツにもマッチするが、本誌はあえてカジュアルなコーディネートを提案したい。42mmのケース径、美麗なネイビー文字盤とローズゴールドケースが醸し出す静かなラグジュアリー感が、肩の力を抜いた装いにも極上の品格をもたらすからだ。前編の記事のようにニットを重ねたリラックススタイルで着けても絵になるし、このようにノータイのジャケットスタイルに合わせても洒脱。ここでは淡色基調で軽やかなスタイルを意識。手元を引き立てる、クリーンな装いが好相性だ。


数々の新機軸を拓く2023年の新作コレクション

エメラルドやダイヤモンドを配した壮麗なグランド・コンプリケーションから人気絶頂のラグスポ時計、シンプルな3針時計まで幅広いコレクションを発表した2023年のパテック フィリップ。いずれもクラシック&エレガントという軸を貫きつつ、決して守りに入らない挑戦を感じさせるのが印象的だ。

なかでも本誌が「5224」に加えて推したいのが下の3モデル。いずれも美しい色使いと、クラシック服に馴染む適度な主張具合が実に洒脱だ。「5224」と同じネイビー×ローズゴールドのカラーリングをまとった「5905」は同様にスーツからカジュアルまでマッチ。シックなブルーグレー・ソレイユ文字盤とホワイトゴールドのコンビによる「5924」も、ラグジュアリーなドレスクロノとしてオンオフ問わず重宝するだろう。薄型のラウンドケースにスポーティな差し色を配した「6007」は意外性たっぷりだが、これが手元の一新に効果抜群。ドレスなシェイプながらカジュアル方向への汎用性を格段に高めている。品位と刺激を両立した傑作揃いだ。

2025

VOL.343

Winter

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