クリエイティブディレクター中込憲太郎さんが語る歴史的偉人のコートストーリー【後編】

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コート・レジェンズよ永遠に。

クリエイティブディレクター中込憲太郎さんが語る歴史的偉人のコートストーリー【後編】

ファッションアイコンとして語り継がれる有名どころ以外にも、その佇まいを学びたいコート・レジェンドは歴史上にたくさんいるはず──そんな想像の答えを求めて、服飾業界屈指の博識で鳴らす中込憲太郎さんにインタビュー。古今東西の服飾、文化、歴史を研究し続けてきた氏が思わず唸った装いとは? そして、彼らから学ぶべきスタイルの極意とは?

>>>[前編]はこちら


’80年代のコートスタイルに学ぶ人服一体の魅力

現代紳士服の原型が定まった1920年代と、そのエレガンスが再興した’50年代後半〜’60年代前半に強く惹かれる私ですが、以降の時代にも魅力的なコートスタイルはたくさんあります。たとえば、’80年代。映画『ナインハーフ』のミッキー・ロークは、丸首のニットに膝下丈のダブルコートという、一見ミスマッチにも思える装いです。当時の彼からはアナーキーさと繊細さの二面性を感じますが、そんな内面を象徴するかのような危うい装いが魅力的なのです。

“アナーキーでいて繊細。そんな二面性が薫る”

ミッキー・ローク “アナーキーでいて繊細。そんな二面性が薫る”
Mickey Rourke(ミッキー・ローク)

そしてバスキア。カジュアルなセーターとパンツにラグランコートという実にシンプルな服装ですが、それが彼のパーソナリティと完璧にマッチしています。こういうスタイルは決して時代遅れになりません。

“彼のパーソナリティと完璧に合った服装”

ジャン=ミシェル・バスキア “彼のパーソナリティと完璧に合った服装”
Jean-Michel Basquiat(ジャン=ミシェル・バスキア)

【 COLUMN 】

ウールコートは“ルーミー”であれ

ウールコートは“ルーミー”であれ
映画『墓場なき野郎ども』のベルモンド。ゆったりとしつつ重厚感のある佇まいだ。「ゆったりしたシルエットを英語でRoomyといいますが、まさに“小部屋を着ている”ようなボリューム感こそクラシックコートの魅力。コヒーレンスでは、この雰囲気と快適な着心地の両立を追求しています」

2024

VOL.341

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