アラン・デュカス×七賢の哲学が白州の地の「酒粕」から蘇った
「アラン・デュカス・サステナブル・スピリッツ」

白州の仕込み水で製造された日本酒の酒粕と、同じ地で育まれるウイスキー樽との親和性に基づいて生まれた「アラン・デュカス・サステナブル・スピリッツ」。日本酒の副産物として廃棄されてきた酒粕を再利用する取り組みにアラン・デュカスが賛同して生まれた特別企画。これは是非、呑んで応援したい逸品だ。37度、720ml。3300円(山梨銘醸)
伊澤 秋の夜長の言葉通り、夜時間に嗜む一杯を充実させたい季節だね。
小曽根 ええ。そんな気分にぴったりなのが、山梨の老舗酒蔵、山梨銘醸とフランス料理界の巨匠、アラン・デュカスがコラボしたこちらの一本。
伊澤 漆黒のボトルにシルバーのロゴが映える高級感のある日本酒だね。
小曽根 実は、日本酒の搾り粕である酒粕に含まれる華やかな香りのアルコールを蒸溜した焼酎なんです。
伊澤 なるほど、焼酎だったんだね。
小曽根 はい。七賢と同じ白州の地でウイスキーづくりを行うサントリー白州蒸溜所の樽で熟成させたそう。
伊澤 テイスティングしてみた?
小曽根 スッキリとくせがなく、それでいて日本酒のような香りと旨味があるのには驚きでした。酒粕を蒸留したものですが、とても洗練された味わいなのも魅力的でしたね。
伊澤 確かな技術力がある証だね。

小曽根 ソーダで割ると華やかな香りと爽快感がいっそう際立ちそうですし、ロックでじっくりと味わっても飽きがこなそう。アラン・デュカスとともに手掛けたとのことで、和食だけではなく洋食でも愉しめそう。
話したのはこの2人
伊澤一臣(スタッフエディター)
お酒のバリエーションがマンネリ化していたこの秋。食材が美味しくなる季節に最適な一本を見つけてしまった。
小曽根広光(ファッション担当)
週4外食、休肝日ゼロの生活から、コロナ後は暴飲が減り健康体に。でもなぜか減らない体重に悩む39歳。
[MEN’S EX Winter 2024の記事を再構成]
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