テーラーに尋ねる
秋冬生地のギモン
フラノ、コーデュロイ、カシミアにまつわる様々なギモンに、生地のスペシャリストである佐藤氏が回答。素材への理解を深めれば、季節のスーツがもっと楽しめるはずだ。
Q. フラノの目付けは何gくらいがいい?
「400g/m程度が現代の標準」
「ヘビーウエイトにロマンを感じる気持ちはよくわかるのですが、心地よい着心地も考えると、400g/m程度が落とし所でしょう。着込んで味を出していく楽しみもしっかり味わえますよ」
ペコラ銀座 代表 佐藤英明さん
海外仕込みのビスポークスーツを日本に広めた大家にして、生地好きとしても有名。千葉県館山市には膨大なストックを保管する生地セラーを構える。
[MEN’S EX Autumn 2023の記事を再構成]