読者諸兄には時計好きの方も多いと思うが、機械式時計の基本構造、ムーブメントの仕組みやメカニズムまで、詳細に理解している方はまだまだ少ないのでは?と想像する。そんな方に向けた、腕時計の仕組みを“世界一わかりやすく”解説した本『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』が誕生。その中から一部をピックアップしてご紹介する。
時計の発展に貢献したキーパーソン
時計を作った重要人物
時を計る道具としての時計──それは、人類の叡智が生み出した結晶でもある。日時計から始まり、振り子時計、懐中時計、腕時計、原子時計へと発展してきた時計の歴史の裏には、多くの偉人たちの存在があった。時計史に確かな足跡を残す偉人のプロフィールを紹介する。
時計デザインの伝統を打ち破った鬼才は?
ジェラルド・ジェンタ(GENTA, Gerald)【1931〜2011】
時計デザイナーとして数多くの一流ブランドの時計を手がけていたジェラルド・ジェンタ氏は、カルティエやオメガなどの名門時計にも、前衛的スタイルを導入。躍動感と存在感にあふれた斬新なデザインは、伝統に縛られていた時計デザインに革命を起こし、クォーツに圧されていた時計界を救ったともいわれている。1978年にジェラルド・ジェンタ社を設立。さらに2001年には新たなオリジナルブランド、ジェラルド・チャールズを創設し、 70歳を過ぎても情熱的な創作活動を続けた。2011年逝去。
※テキストは世界文化社『傑作腕時計年鑑』からの引用もっと知りたい方はこちら!
『世界一わかりやすい 腕時計のしくみ』
特別定価 :1,980円(税込み)
発⾏・発売:株式会社世界⽂化社
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